オフィスビル

KDDIビル

1974年竣工、地上32階・高さ約164mのオフィスビル。国際電信電話(KDD)の旧本社として西新宿超高層群の最初期に建てられ、通信インフラの拠点として半世紀近く西新宿の景観を担ってきた。

KDDIビル
写真: Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
新宿区
竣工
1974年
階数
地上32階/地下3階
高さ
164m
開発
国際電信電話(KDD)

国際通信の時代を今に伝えるビル

西新宿の超高層群の中で、KDDIビルはひときわ歴史を帯びた存在だ。1974年に竣工した地上32階・地下3階、高さ約164メートルのこのビルは、国際電信電話(KDD)の旧本社として「国際通信センタービル」の名で誕生した。テレックスや国際電話が企業や外交の生命線だった時代に建てられ、情報インフラの拠点として西新宿の超高層化を先導した一棟である。旧淀橋浄水場跡地の大規模開発が緒についたばかりの時期に、この地に根を張った。

1974年当時、西新宿の超高層群は形成のまっただ中にあった。同年には新宿住友ビルや新宿三井ビルも竣工しており、KDDIビルはその最初期の仲間として西新宿のスカイラインを構成してきた。東京都庁が開庁する1991年より17年も早く、この場所に立ったことになる。通信会社の本社が業務の要件から導かれた設備を優先して作った建物と、オフィスの賃貸床を最大化した周辺の投機的なビルとでは、設計の論理が根本的に異なっていた。

KDDはその後、第二電電(DDI)と日本移動通信(IDO)と合併し、2000年にKDDIとして発足した。ビルの名称もKDD本社ビルからKDDIビルへと改称され、登記上の本店として今も機能している。建物の外観には、1970年代の超高層ビルに特有の重厚なコンクリートとガラスのファサードが残る。西新宿を歩くと、令和の高層建築と昭和の超高層が並んで立つ不思議な時間の交差に気づく。

まとめ

KDDIビルは1974年竣工、地上32階・高さ約164mのオフィスビルだ。国際通信の要としてKDD本社を収容し、西新宿超高層群の最初期に加わった一棟として、半世紀近くにわたって西新宿の景観を担ってきた。通信会社の歴史を映す建物が、デジタルの時代にも変わらず西新宿の中央に立っている。都庁の無料展望台から西新宿のビル群を眺めると、KDDIビルの位置と年輪がよく分かる。

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参考・出典

  • KDDIビル - Wikipedia(竣工1974年・地上32階地下3階・高さ164m・新宿区西新宿2丁目・旧称:国際通信センタービル)
  • 超高層ビル部「KDDIビル」(高さ164m・旧KDD本社ビル)

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