OMMビル
1969年8月に竣工した地上22階・高さ78mの大阪の商業複合ビル。大川沿いの天満橋に立ち、大阪マーチャンダイズマートとして卸売り・見本市の拠点を担ってきた。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 大阪市中央区
- 竣工
- 1969年
- 階数
- 地上22階/地下4階
- 高さ
- 78m
- 設計
- 竹中工務店
大川のほとりに立つ昭和の商業塔
大阪市中央区大手前、天満橋の南詰に立つOMMビルは、1969年(昭和44年)8月に竣工した地上22階・地下4階・高さ78mの複合商業ビルだ。正式名称は大阪マーチャンダイズ・マート(Osaka Merchandise Mart)といい、大阪市・京阪電気鉄道・竹中工務店などが出資して設立した第三セクター「株式会社大阪マーチャンダイズ・マート」が建設した。設計・施工は竹中工務店が担い、かつて京阪電鉄の地上ターミナルが走っていた旧天満橋駅跡地に姿を現した。
高度経済成長期の大阪で、このビルは卸売り・商業見本市・展示会の一大拠点として機能した。アメリカ・シカゴのマーチャンダイズマートをモデルに構想された施設で、繊維・家具・雑貨など各業種の商談が同じ屋根の下で展開された。竣工当時は西日本有数の超高層建築として、大川沿いのスカイラインに存在感を示した。隣接する大阪城公園や中之島方面との回遊性が高く、ビジネスと観光が交差する地理的優位性が長年にわたりビルの集客を支えてきた。
天満橋エリアの変貌のなかで
2015年に京阪電気鉄道がOMMビルの運営会社の全株式を取得し、京阪グループの施設として運営が続いている。周辺の天満橋エリアではマンション・商業施設の整備が進み、かつての卸売り一色から居住者と観光客が混在する街へと変貌を遂げた。大川沿いには桜並木が続き、春には花見客で賑わう憩いの場ともなる。OMMビルは低層部に飲食・物販のテナントを擁しながら、時代の変化に適応して運営を続けている。
まとめ
OMMビルは1969年8月竣工、地上22階・高さ78mの複合商業ビルとして天満橋の大川沿いに立つ。大阪市・京阪電鉄・竹中工務店が手を組んで生み出したこの建物は、高度成長期の商業都市・大阪を象徴する存在だった。半世紀以上が経った今も現役のビルとして街の一角を占め、大川の流れを背景に往時の大阪の活力を今に伝えている。
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参考・出典
- Wikipedia「OMMビル」(竣工1969年8月・地上22階地下4階・高さ78m・竹中工務店設計施工・大阪市中央区大手前1-7-31)
- 大阪観光局(osaka-info.jp):大阪マーチャンダイズマート概要