クリスタルタワー
1990年8月竣工、大阪ビジネスパーク(OBP)を代表する地上37階・高さ157mの超高層ビル。日本初の超高層制震構造を採用したことで建築史に刻まれる竹中工務店設計の名作。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 大阪市中央区
- 竣工
- 1990年
- 階数
- 地上37階/地下2階
- 高さ
- 157m
- 延床面積
- 約85,994㎡
- 開発
- 竹中工務店・朝日ビルディング
- 設計
- 竹中工務店
大阪ビジネスパーク最西端に輝くガラスの塔
大阪市中央区城見一丁目。大川の南岸、大阪城公園の東隣に広がる「大阪ビジネスパーク(OBP)」の一角に、1990年8月、地上37階・地下2階、高さ157メートルの超高層ビルが完成した。クリスタルタワーである。設計・竣工は竹中工務店、開発は竹中工務店と朝日ビルディングが担った。延床面積は約86,000平方メートルに上る。
このビルを建築史に刻む最大の理由は、日本で初めて超高層建築に制震構造を採用した点にある。地震大国・日本において、超高層ビルはそれまで「揺れに強く造る」耐震設計が主流だったが、制震はダンパー(制振装置)を組み込んで地震の揺れそのものを吸収するアプローチをとる。1990年のクリスタルタワー竣工をもって、日本の高層建築は新しい技術的な地平を踏み越えた。
OBPという実験場──大阪の民間主導再開発の先駆け
クリスタルタワーが立つ大阪ビジネスパークは、1980年代から整備が始まった大規模な業務複合地区だ。大阪城の東隣という歴史的ロケーションに、民間主導で超高層オフィス群を集積させるというコンセプトは当時としては先進的なもので、OBPの形成は大阪の都市再開発における一つの実験だった。
クリスタルタワーはそのOBPの中でも西端に位置し、大川を渡ってくる視線を正面で受け止める。名前のとおり全面ガラスのファサードが陽光を反射しながら天に向かって細く伸びる様子は、隣接するツイン21などの他のOBPビル群とは異なる洗練されたシルエットを持つ。大阪市が選定する「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」の対象にも選ばれており、完成から三十余年を経た今も建築的評価は揺るぎない。
まとめ
クリスタルタワーは1990年8月竣工、地上37階・高さ157メートル。日本初の超高層制震構造という技術的な先駆けとして建築史に残りながら、OBPのシンボルタワーとして大阪城東隣の空を切り取り続けている。大阪の高層建築の歴史をたどるなら、グランフロント大阪(2013年竣工)とあわせて歩いてみてほしい。OBP周辺やビジネスパーク付近への宿泊には楽天トラベルが便利だ。
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関連リンク
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参考・出典
- クリスタルタワー - Wikipedia(1990年8月竣工、地上37階・地下2階、高さ157m、設計:竹中工務店、開発:竹中工務店・朝日ビルディング)
- 大阪市 生きた建築ミュージアム・大阪セレクション クリスタルタワー
- OBP大阪ビジネスパーク協議会 公式サイト