シティタワー大阪本町
大阪市中央区安土町に立つ地上48階・地下1階・高さ約165mの免震超高層住宅。住友不動産が開発し、清水建設が設計・施工を担い、2021年12月に竣工。船場の問屋街が高層住宅地へと変容する大阪都心の景観変化を体現する一棟。
- 用途
- マンション
- エリア
- 大阪市中央区
- 竣工
- 2021年
- 階数
- 地上48階/地下1階
- 高さ
- 165m
- 開発
- 住友不動産
- 設計
- 清水建設
船場に立ち上がる165メートルの塔
大阪市中央区安土町。本町駅と堺筋本町駅が交わるこのエリアは、江戸時代から続く商都「船場(せんば)」の中心地だ。繊維や雑貨の問屋が通りに軒を連ね、全国から商人が集まったこの地に、住友不動産が開発した超高層住宅「シティタワー大阪本町」が2021年12月に竣工した。地上48階・地下1階、高さ約165メートル。清水建設が設計・施工を担い、免震構造を採用した塔は、周囲に残る中低層の問屋建築を大きく上回って空に伸びる。
総戸数は855戸と、大阪都心の分譲タワーマンションとしては大規模な水準にある。南海トラフ地震の被害想定エリアとなる大阪では、超高層住宅の免震化は安全設計の核心的要件とされており、この建物もその基準に対応したかたちで建てられた。
問屋街の記憶と都心居住の潮流
船場の繊維問屋街は、大阪の商業的な骨格を長く支えてきた。江戸期に成立した問屋の街区は、戦後の高度成長期に最盛期を迎えたが、1990年代以降は流通構造の変化と地価調整のなかで徐々にその密度を失っていった。オフィスビルや都市型マンションへの転換が進み、とりわけ本町・安土町界隈では業務地から住宅地へのシフトが顕著になっていた。
シティタワー大阪本町が立つ区画も、こうした転換の流れを受けた場所だ。竣工後の街を歩けば、古い問屋ビルのファサードと、約165メートルの高層タワーの外壁が同じ通りに並ぶ光景を目にすることができる。大阪の都心居住の需要を受け止めながら、船場という歴史的な商業地区の景観を書き換えているその姿は、大阪都心の変化の速度を端的に物語っている。
まとめ
地上48階・地下1階・高さ約165メートルのシティタワー大阪本町は、2021年12月竣工、住友不動産が開発した大阪都心の大規模免震タワーマンションだ。総戸数855戸を擁するこの建物は、船場・本町という大阪の商業的歴史を持つ地区で、問屋街から高層住宅地への変容を体現する一棟として街の景観に加わった。堺筋本町駅から安土町の通りを歩けば、低層の商業建築と高層タワーが混在する景色の中に、大阪都心が積み重ねてきた変化の層を感じ取ることができる。
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参考・出典
- SUUMO シティタワー大阪本町 物件情報(suumo.jp/ms/shinchiku/osaka/sc_osakashichuo/nc_67717463/)地上48階・地下1階・総戸数855戸を確認
- 関西散歩ブログ(kansai-sanpo.com/citytower-honmachi2022/)地上48階・高さ約165m・2021年12月竣工・住友不動産開発・清水建設設計施工を確認