羽田空港アクセス線(仮称)
JR東日本が2023年に着工した、羽田空港と都心を直結する新鉄道ルート。東山手ルート(東京駅方面)と新設のアクセス新線(約5.0km)の整備により、東京駅〜羽田空港間を乗り換えなし約18分で結ぶことを目指す。2031年度開業予定。
羽田を東京駅から18分に変える新路線
JR東日本が整備を進める「羽田空港アクセス線(仮称)」は、東京の都心と羽田空港を直結する新たな鉄道ルートだ。2023年(令和5年)6月に起工式を行い、2031年度の開業を目指して工事が進んでいる。先行して整備される東山手ルートが完成すれば、東京駅から羽田空港まで乗り換えなしで約18分で結ばれる見通しとされる。
現在、東京駅から羽田空港へ鉄道で向かうには、浜松町で東京モノレールへ、あるいは品川から京急線へと乗り換える必要があり、最短でも約28分を要する。大きな荷物を抱えた旅行者にとって乗り換えは難関で、「JRで直接行けない空港」という状況が長く続いてきた。羽田空港アクセス線は、その構造そのものを変えようとしている。
大汐線と新設トンネルが一体になる仕組み
新路線は大きく二つの区間から成る。一つは田町付近から東京貨物ターミナルまで、現在は旅客営業をしていない東海道本線の貨物支線(大汐線)を改修して活用する区間だ。かつて汐留と大井を結ぶために敷かれた貨物用の線路が、旅行者を乗せて空港へ向かう路線に生まれ変わる。もう一つが、東京貨物ターミナルから羽田空港のターミナル1・2の地下に設ける新駅までを結ぶアクセス新線(約5.0キロメートル)で、ほぼ全線がトンネルで掘り進められる。東山手ルートとアクセス新線を合わせた概算事業費は約2,800億円とされる。
計画には東山手ルート(東京駅方面)に続いて、西山手ルート(新宿・渋谷方面)と臨海部ルートの整備も構想されており、実現すれば羽田空港は都心の複数拠点と直結されることになる。
まとめ
東山手ルートとアクセス新線(約5.0km)の整備により、東京駅〜羽田空港を乗り換えなし約18分で結ぶ羽田空港アクセス線(仮称)は、2031年度の開業を目指して工事が進む。長年「JRで直接行けない空港」だった羽田へのアクセスを根本から塗り替えるプロジェクトだ。田町や浜松町のあたりを歩くと、かつての貨物線跡が新しい鉄道の姿へ変わりつつある現場の気配を感じられる。完成前の今だからこそ、街の変化をその目で確かめてほしい。
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関連リンク
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参考・出典
- 未来鉄道データベース 羽田空港アクセス線(東山手ルート・アクセス新線)https://frdb.railway-pressnet.com/archives/1994
- 鉄道コム 田町駅工事で一歩前進!東京駅と羽田空港を18分で結ぶ「羽田空港アクセス線」現在の工事状況は? https://www.tetsudo.com/report/492/
- JR東日本 ESIO 羽田空港アクセス線 https://www.jreast.co.jp/esio/en/our-works/haneda-project/