アクトシティ浜松
1994年竣工、地上45階・高さ約213m(最高部)で静岡県最高層。楽器産業で知られる浜松市のランドマークとして駅前に立つ複合タワーは、ハーモニカを想起させる外観で地方都市の超高層がいかに街の個性と向き合うかを示す。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 浜松市中央区
- 竣工
- 1994年
- 階数
- 地上45階/地下2階
- 高さ
- 212.77m
- 延床面積
- 約150,978㎡
- 開発
- 第一生命保険・三菱地所
- 設計
- 日本設計・三菱地所
楽器の街のランドマーク
静岡県浜松市中央区板屋町、JR浜松駅の北側に、地上45階・最高部高さ212.77mの超高層タワーが立つ。1994年7月に竣工したアクトシティ浜松の中核施設、アクトタワーだ。静岡県内で最も高いこのタワーは、ヤマハや河合楽器、ローランドといった世界的な楽器メーカーの本拠地として知られる浜松市の顔として、竣工以来30年以上にわたって駅前のスカイラインを作り続けてきた。
外観を特徴づけるのは縦縞のファサードだ。ハーモニカの外形を想起させるこのデザインは、音楽の街としての浜松の都市アイデンティティを建築言語に落とし込んだとして語られることが多い。設計は日本設計と三菱地所が担い、建築主は第一生命保険と三菱地所。延床面積は約150,978平方メートルにのぼる。タワーの上層部にはホテルが入居し、頂部の展望フロアからは浜松市街地と遠州灘を一望できる。
浜松駅前の大規模複合開発
アクトシティ浜松は、浜松駅北側の大規模用地を対象とした再開発事業として計画された。1991年8月に着工し、1994年7月に竣工するまで約3年の工期を経ている。アクトタワーを核に、大小複数のコンサートホール、展示施設、ショッピングモール、市が運営する公共施設などが一体的に整備された複合街区で、単なるオフィスビルでも百貨店でもない、多機能型の駅前再開発として当時の地方都市の中では規模の大きな事業だった。
浜松市は人口規模のわりに工業生産額が大きく、自動車産業とともに楽器・音楽産業が長く経済の柱を担ってきた。国内外の音楽コンクールや音楽教育の拠点としても知られるこの都市が、駅前再開発の象徴的施設にコンサートホールを組み込んだことは、街の個性と公共投資の方向性が一致した典型例といえるかもしれない。
まとめ
1994年竣工・地上45階・最高部高さ212.77m・設計は日本設計・三菱地所。静岡県最高層として浜松の空に立つアクトタワーは、楽器の街のアイデンティティを外観に宿した地方超高層の好例だ。同時代の地方大都市型超高層として横浜ランドマークタワー(1993年竣工・高さ296m)との比較も興味深い。タワー内のホテルや浜松市内の宿泊施設は楽天トラベルでも検索できる。
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関連リンク
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参考・出典
- blue-style.com「浜松アクトタワー」(地上45階・地下2階・塔屋1階・最高部高さ212.77m・延床面積150,978㎡・竣工1994年7月31日・着工1991年8月19日・設計日本設計・三菱地所・建築主第一生命保険・三菱地所) https://www.blue-style.com/building/%E6%B5%9C%E6%9D%BE%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC
- 浜松アクトタワー公式「アクトタワーができるまで」 https://www.act-tower.co.jp/about/history/