オフィスビル

豊洲フォレシア

東京・豊洲3丁目に2014年竣工した地上16階のオフィスビル。免震構造と緑地率44パーセントという高い環境性能で国土交通大臣賞を受賞した、旧東京ガス工場跡地の再生を象徴する建物。

用途
オフィスビル
エリア
江東区
竣工
2014年
階数
地上16階/地下2階

豊洲の緑に溶け込む免震オフィスビル

東京都江東区豊洲3-2-24。東京メトロ有楽町線豊洲駅から徒歩数分の場所に、2014年7月、ひと際緑の多いオフィスビルが竣工した。豊洲フォレシアである。地上16階・地下2階の規模で、施工は大林組が担った。名称の「フォレシア(Foresia)」は森(forest)と豊洲(Toyosu)を組み合わせた造語とされ、建物を取り巻く豊かな植栽のコンセプトを端的に表している。

このビルの特徴として際立つのが免震構造の採用だ。基礎と上部構造の間に免震装置を介在させ、地震の揺れを大幅に緩和する設計が施されている。豊洲エリアは東京湾の埋立地であり、軟弱地盤への対策が特に重要視される土地だが、免震技術によって高い耐震安全性が実現された。また敷地の緑地率は44パーセントという高い水準に達し、建物を囲む植栽が「森のなかのオフィス」というイメージを体現するランドスケープを構成している。こうした優れた環境性能と都市景観への配慮が評価され、国土交通大臣賞を受賞した。

豊洲3丁目の街区と旧工場地帯の転換

豊洲フォレシアが立つ豊洲3丁目は、東京ガスの工場跡地を大規模に整備した豊洲再開発エリアの一画だ。かつてここには東京ガス豊洲工場が広大な敷地を占めており、長年にわたる土壌汚染の調査・改良を経て、段階的に民間開発が進められた。豊洲フォレシアを含む複数のオフィスビルが建ち並ぶ現在の豊洲3丁目は、旧工業地帯から緑豊かな業務地区への転換を具体的な形で示している。

有楽町線とゆりかもめの二路線が乗り入れる豊洲駅に近く、都心への利便性と広大なオフィスフロアを両立するこのエリアには、多くの企業が拠点を構えている。周辺の豊洲ベイサイドクロスタワー(2020年竣工・地上36階・高さ177.51メートル)などと街区を形成し、豊洲の業務地区としての密度はここ十数年で著しく高まっている。

まとめ

豊洲フォレシアは2014年7月竣工、地上16階・地下2階の免震オフィスビル。大林組施工による敷地緑地率44パーセントのランドスケープと優れた耐震性能が国土交通大臣賞に結びついた。旧東京ガス工場の土壌改良を経て生まれたこの建物は、豊洲再開発の転換を象徴する一棟として、緑に包まれた外観とともに豊洲駅からの散策で訪れてほしい。

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参考・出典

  • 豊洲フォレシア - 大林組施工実績(2014年7月竣工・地上16階地下2階・免震構造)
  • 国土交通省 都市景観大賞・関連受賞歴(豊洲フォレシア 緑地率44%)
  • 豊洲フォレシア - Wikipedia

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