高速道路

東京湾アクアライン/海ほたる

東京湾を横断する全長15.1kmの海上道路。川崎側の約9.5kmが海底トンネル(アクアトンネル)、木更津側の約4.4kmが橋梁(アクアブリッジ)で構成される。接続部の人工島・海ほたるは360度の東京湾を見渡せる展望地として知られる。1997年12月開通。

海の底と海の上を貫く15キロ

神奈川県川崎市と千葉県木更津市——東京湾を挟んで向き合う二つの都市は、かつてフェリーか内陸の国道を使わなければ行き来できなかった。それを大幅に縮めたのが、1997年12月18日に開通した東京湾アクアラインだ。東京湾の中央部を横断する全長15.1キロメートルの海上道路で、一般国道409号に指定されている。

路線はおおきく二つの構造に分かれる。川崎側の約9.5キロメートル(9,607メートル)は「アクアトンネル」と呼ばれる海底トンネルで、海底道路トンネルとして日本最長を誇る。当時の最先端技術を集結して建設されたこのトンネルは、東京湾の底を貫いて対岸へと続く。木更津側の約4.4キロメートルは「アクアブリッジ」と呼ばれる橋梁区間で、海面上に張り出した路面を走りながら東京湾の広大な水平線が広がる。

海の中央に浮かぶ人工島・海ほたる

トンネルと橋梁の切替点に位置するのが木更津人工島——通称「海ほたる」だ。幅100メートル・全長650メートルの島上に5階建ての休憩施設が立ち、飲食・ショッピングの場として機能する。島の四周は遮るものなく東京湾に開かれており、360度にわたって海を見渡せる展望が多くの訪問者を引きつけている。陸からは決してたどり着けない「東京湾の真ん中」という特異なポジションが、普段は車窓から流れるだけの海を全身で感じさせてくれる。

アクアラインは1989年5月の着工から開通まで約10年を要し、総事業費は1兆4400億円に上る。建設の主体は東京湾横断道路株式会社(海上部)と日本道路公団(陸上部)で、数多くの新技術が開発・実用化されたことから「土木のアポロ計画」とも称された大プロジェクトだ。

まとめ

東京湾アクアラインは1997年12月開通、全長15.1キロメートルのうちアクアトンネル(約9.5km)が海底を、アクアブリッジ(約4.4km)が海上を行く。両者の接続部に浮かぶ人工島・海ほたる(幅100m・全長650m)は、東京湾の真ん中に立てる稀有な展望地だ。木更津方面へドライブに出る機会があれば、ぜひアクアラインでその海底と海上を走り抜け、海ほたるで360度の海を体感してほしい。

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参考・出典

  • 東京湾アクアライン - Wikipedia(ja.wikipedia.org/wiki/東京湾アクアライン) — 全長15.1km・開通日1997年12月18日・トンネル長9607m・橋梁長4.4km・建設費1兆4400億円
  • 海ほたるについて(umihotaru.com/ait_tanken/about_aqua.html) — 木更津人工島 幅100m×全長650m・5階建て施設・360度展望
  • 東京湾アクアライン開通26周年(restec.or.jp/knowledge/earthgallery/202301207.html) — 1997年12月18日開通確認
  • 東京湾アクアラインの建設(aqua-line.co.jp/aqualine/) — 東京湾横断道路株式会社・日本道路公団・1989年5月着工・土木のアポロ計画

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