高速道路

首都高速湾岸線(B)

東京湾の外周を縁取る全長62.1kmの首都高速。1976年の東京港トンネル開通に始まり、2001年に横浜から千葉の市川まで全線が開通した。羽田空港・お台場・豊洲を一本でつなぎ、首都圏の物流と観光の大動脈を担う。

首都高速湾岸線(B)
写真: Marco Ober / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

東京湾を縁取る高速の弧

羽田空港の北側をくぐり抜け、お台場の高架を駆け抜け、豊洲・葛西を経て千葉へ抜ける——首都高速湾岸線(路線記号B)は、東京湾の外周をほぼなぞるように横浜から千葉の市川市まで全長62.1キロメートルをつなぐ路線だ。東京都内区間だけでも約32キロメートルに達し、大田区・品川区・江東区・江戸川区を通過しながら首都圏の物流と観光の両軸を支えている。

路線の歴史は1976年8月にさかのぼる。東京港の水底を沈埋工法で貫く東京港トンネル(大井出入口〜臨海副都心出入口、約2.8km)が開通したのが湾岸線の産声だった。その後、横浜ベイブリッジと大黒ジャンクションが接続した1989年、逆Y型斜張橋の鶴見つばさ橋(全長1,020m)と多摩川トンネルを含む区間が開通した1994年12月と段階的に路線が延び、2001年10月22日に62.1キロメートルの全線が開通した。

物流と夜景を束ねる大動脈

湾岸線は二つの顔を持つ。ひとつは物流の背骨だ。大井ジャンクションで首都高速中央環状線(C2)と接続し、川崎浮島ジャンクションでは東京湾アクアラインとも合流する。東扇島の大規模物流拠点や羽田空港(空港中央出入口)へ直結し、コンテナトラックや冷凍車が昼夜を問わず行き交う。有明・東雲・辰巳の各ジャンクションからは台場線・晴海線・深川線が臨海副都心へ分岐し、湾岸エリアへの高速アクセスを担う。

もうひとつの顔は都市景観だ。お台場周辺の高架からは、臨海副都心のビル群とレインボーブリッジが視野いっぱいに広がる。夕刻、港に金色の灯りが灯る時間帯に湾岸線を走ると、東京が海に向かって開かれた都市であることを改めて実感させてくれる。

まとめ

首都高速湾岸線(B)は1976年の東京港トンネル開通に始まり、2001年10月に横浜から千葉の市川市まで全長62.1キロメートルが全通した路線だ。物流の幹線として首都圏の経済活動を底支えしつつ、羽田空港・お台場・豊洲といった東京の海側を一本の高速で結ぶ。次回、羽田空港へ向かうときや豊洲・お台場を訪れる際には、窓外を流れる湾岸の橋や岸壁に目を向けてみてほしい。

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参考・出典

  • 首都高速湾岸線 - Wikipedia (ja.wikipedia.org/wiki/首都高速湾岸線)
  • 乗りものニュース「首都高速湾岸線が全線開通」(trafficnews.jp/post/101026)
  • 東京港トンネル - Wikipedia (ja.wikipedia.org/wiki/東京港トンネル)
  • 鶴見つばさ橋 - Wikipedia (ja.wikipedia.org/wiki/鶴見つばさ橋)

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