マンション

晴海フラッグ

2020年東京五輪の選手村跡地を転用した大規模住宅街区。約18ヘクタールの敷地に中層住宅と地上50階・高さ約172mのツインタワー(SKY DUO)が立ち、総戸数は約5,632戸に上る。

晴海フラッグ
写真: Dick Thomas Johnson / CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)
用途
マンション
エリア
中央区
竣工
2025年
階数
地上50階/地下1階
高さ
171m
開発
三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス・野村不動産・住友不動産・東急不動産・東京建物・大和ハウス工業・住友商事・NTT都市開発・日鉄興和不動産
設計
三菱地所設計(SUN VILLAGEタワー)・日建ハウジングシステム(PARK VILLAGEタワー)

選手村から住宅街へ——18ヘクタールの大転用

東京都中央区晴海5丁目。2021年夏、東京オリンピック・パラリンピックの選手村として世界中から集まったアスリートたちを迎えたこの土地は、大会終了後に「晴海フラッグ(HARUMI FLAG)」として生まれ変わった。約18ヘクタールの敷地に中層住宅棟と超高層ツインタワーが整備され、総戸数は約5,632戸という、都内でも類を見ない規模の住宅街区が誕生した。

中層住宅棟(サンヴィレッジ・パークヴィレッジ・ポートヴィレッジ)の主要建物は2019年度に竣工し、選手村として使用された。大会後の改修を経て2024年1月から入居が始まり、広い敷地に碁盤目状に並ぶ地上14〜18階の住棟が一帯に新しい街並みを形成していった。

続いてエリアの中核となるのが、2025年9月に入居を開始した超高層ツインタワー「HARUMI FLAG SKY DUO」だ。2棟とも地上50階・地下1階建て、高さ約172m(最高179.60m)。免制震構造を備えた細長い塔が晴海の空に伸び、東京湾側からも豊洲・有明の方向からも視認できるランドマークとなっている。

10社共同開発という異例の体制

晴海フラッグの開発事業者は、三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス・野村不動産・住友不動産・東急不動産・東京建物・大和ハウス工業・住友商事・NTT都市開発・日鉄興和不動産の10社が名を連ねる。国内の住宅開発では異例の大連合体制だ。

SKY DUOのSUN VILLAGE(東)タワーの設計は三菱地所設計、PARK VILLAGE(西)タワーは日建ハウジングシステムが担当し、それぞれ独立した設計者が個性を持ちながらも対のシルエットを形成している。晴海5丁目の再開発事業(晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業)を背景に持つこのプロジェクトは、公民連携で進められた選手村整備から住宅地への転用という稀有な経緯を経て今の姿に至った。

まとめ

晴海フラッグは、五輪選手村跡地をまるごと住宅街に転換した東京の大規模再開発プロジェクトだ。中層住宅棟の入居開始(2024年1月)からSKY DUO(2025年9月、地上50階・高さ約172m)の竣工に至る一連の過程を経て、晴海5丁目は都内屈指の規模の住宅地へと変貌した。選手村としての記憶と新しい街並みが重なるこの場所を、船着き場や水辺の遊歩道を辿りながら歩いてみると、東京湾岸の開発史がより立体的に見えてくる。

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参考・出典

  • HARUMI FLAG SKY DUO 東急不動産ニュースリリース(https://www.tokyu-land.co.jp/news/2023/000816.html)
  • 超高層マンション・超高層ビル(https://skyskysky.net/construction/202402.html)
  • 晴海フラッグ Wikipedia英語版(https://en.wikipedia.org/wiki/Harumi_Flag)
  • SKY DUO高さ: 171.95m(最高179.60m)は東急不動産ニュースリリースより

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