マンション

勝どきビュータワー

勝どき駅前地区第一種市街地再開発事業として都市再生機構が施行した地上55階・高さ192.2mの超高層複合タワー。住宅712戸に保育園・児童館を加えた複合棟で、2010年に竣工した勝どきのランドマーク。

勝どきビュータワー
写真: Harani0403 / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
マンション
エリア
中央区
竣工
2010年
階数
地上55階/地下1階
高さ
192m
開発
都市再生機構(施行)
設計
大林組

街ごと詰め込んだ、勝どき駅前の複合タワー

東京都中央区勝どき一丁目。大江戸線・勝どき駅を出てほどなく、空へまっすぐ伸びる白い塔が視野に入る。勝どきビュータワーは地上55階・地下1階建て、高さ192.2mを誇る超高層複合タワーだ。2010年の竣工以来、月島・晴海エリアを象徴するランドマークとして定着している。

この建物がほかの住宅タワーと一線を画すのは、低層部の多機能な構成にある。1〜2階には店舗と事務所が入り、3階に区立かちどき西保育園、4階に区立勝どき児童館が設けられる。そして5階から53階の住宅層に、総戸数712戸が積み重なる。保育施設・地域施設から住居まで、ひとつの棟に街の機能を凝縮した姿は、市街地再開発ならではの複合建築の典型例だ。隅田川や東京湾に近い立地を活かし、中高層階からは水辺の景観が広がる。

1990年代から積み上げた再開発の歩み

竣工に至るまでの道のりは決して短くない。1991年、勝どき1丁目の地権者が再開発準備組合を設立した。1994年には公園街区を含む「勝どき駅前地区市街地再開発準備組合」へと組織を拡大し、1998年には中央区と準備組合から都市再生機構(UR)に施行要請がなされ、事業化の本格検討が始まった。着工は2008年1月。設計・施工は大林組が担い、約2年の工期を経て2010年に竣工、同年末にまちびらきを迎えた。

竣工後の住宅712戸の内訳は、ゴールドクレストが分譲マンションとして販売した328戸、UR都市機構の賃貸住宅204戸、権利者住戸180戸という3種が共存する。URが施行主体となり公共施設を組み込んだこの体制は、地権者の権利を保全しながら街の機能を底上げするという市街地再開発の本来の目的を体現するものだ。

まとめ

地上55階・高さ192.2mというスケールは、湾岸エリアの中でも際立つ存在感をこの建物に与えている。保育園・児童館を低層部に組み込み、分譲・賃貸・権利者住戸が同居するこの棟は、街区機能の更新を一棟で担う市街地再開発の好例といえる。勝どき駅を降り、タワーの足元から隅田川沿いの遊歩道へと足を向ければ、湾岸開発が積み重ねてきた変化の時間をじっくりと感じることができる。

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関連リンク

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参考・出典

  • 大林組実績(https://www.obayashi.co.jp/works/detail/work_1448.html)—設計・施工を大林組が担当
  • 東畑建築事務所実績(https://www.tohata.co.jp/works/?mode=show&seq=438)—同事業への関与を示すが役割詳細は未確認
  • 各種不動産情報サイト・Instagramで竣工2010年・55階・192.2m・712戸を確認
  • 一部ソースでは地上52階・地下4階と記載する例あり(差異は計測基準の違いとみられる)

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