橋

大阪・関西万博 大屋根リング

2025年大阪・関西万博のシンボル建築。夢洲の会場をぐるりと取り囲む内径約615m・周長約2km・高さ約12〜22mの木造環状建物。世界最大の木造建築としてギネス世界記録に認定された。

用途
橋
エリア
大阪市此花区(夢洲)
竣工
2024年
高さ
22m
設計
藤本壮介(基本設計統括)/大林組ほか

直径600メートルの「輪」が夢洲に現れた

大阪市此花区の人工島・夢洲に「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の会場が置かれ、そのシンボルとして「大屋根リング」が完成した。木造の環状建物で、内径は約615メートル、幅は約30メートル、高さは約12〜22メートル、周長は約2キロメートルにおよぶ。2025年3月4日、世界最大の木造建築物としてギネス世界記録に認定された。建設費は約344億円と発表されている。

設計の基本統括を務めたのは建築家・藤本壮介で、施工には大林組をはじめとする建設各社が携わった。リングは万博会場を囲む「顔」として機能し、各パビリオンへの誘導大屋根でもある。会期(2025年4月13日〜10月13日)は国内外の来場者を出迎えた。構造材にはスギやヒノキなど国産木材が多く使われており、木の温もりと巨大スケールが共存する景観を作り出している。

巨大建築が提示する「木造の可能性」

鉄骨に頼らず木造で直径600メートル超の環状建物を作るという試みは、建築の世界でも前例がなかった。耐震・耐風性を確保しながら日本各地の木材を調達・加工する物流と施工の困難も大きかったが、リングの完成は日本の木造建築技術の現在地を世界に示す場となった。夢洲という埋め立て地の端に突然現れるこの巨大な木の輪は、遠くから船上や対岸の公園からも望める存在感を持つ。万博閉幕後の活用については一部をモニュメントとして保存する案が議論されており、今後の動向が注目される。

まとめ

大屋根リングは2024年に完成し、内径約615m・高さ約12〜22mの木造環状建築として世界最大の木造建物のギネス記録を塗り替えた。建設費は約344億円。国産木材を多用した構造は日本の木造技術力の証左であり、夢洲の海風の中にたたずむこの「輪」を一度でも見ると、木材がいかに壮大なスケールになりうるかを実感させられる。

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参考・出典

  • 大林組 万博大屋根リング公式プレスリリース(2025年3月)
  • 時事通信 大屋根リング建設費344億円報道
  • 政府広報オンライン 2025年2月号

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