新東名高速道路
2012年4月に御殿場〜浜松いなさ間が先行開通した高規格高速道路。設計速度120km/h、緩やかなカーブと低勾配で知られる。全線完成時の延長は海老名南JCT〜豊田東JCT間で約254km。
- 用途
- 橋
- エリア
- 静岡県・愛知県
- 竣工
- 2012年
- 開発
- 中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
高速道路の「規格」を一段上げた新幹線並みの道
新東名高速道路は、既存の東名高速道路と並行して建設された第二の東西幹線道路である。神奈川県の海老名南ジャンクション(JCT)から愛知県の豊田東JCTまで延長約254km、設計速度120km/hを実現するため、カーブ半径を大きく取り、縦断勾配を2%以下に抑えた高規格設計が貫かれている。東名がわずか3%前後の急勾配区間や急カーブを抱えるのと対照的に、新東名は「走りやすさ」を最優先に設計された。
2012年4月14日、まず御殿場JCTから浜松いなさJCTまでの約162kmが先行開業した。その後2016年2月13日には浜松いなさJCT〜豊田東JCT間が開通し、御殿場から豊田東まで約200kmがひとつながりになった。現在も海老名南JCT〜新御殿場ICなど未開通区間が残り、全通に向けた工事が続いている。
東名の渋滞を緩和し、防災代替路にもなる
東名高速道路は1969年の全通以来、日本の基幹物流路として機能してきたが、交通集中による渋滞が慢性化していた。新東名の開通により並行する2路線で交通量を分散できるようになり、所要時間の変動が大幅に減少したとされる。特にトラック輸送では定時性の向上として顕著な効果が報告されている。また南海トラフ巨大地震などの大規模災害時に東名が被災した際の代替路線としての役割も担っており、国土の強靭化という観点からも重要なインフラと位置づけられている。
新東名に設けられたサービスエリアは施設規模が大きく、商業エリアや地域の特産品を集めた店舗が充実しているため、自動車旅行の目的地のひとつにもなっている。富士山が遠景に見える区間では、走行中に雄大な眺めを楽しめる場所もある。
まとめ
新東名高速道路は2012年に先行開通した設計速度120km/hの高規格幹線道路で、東名高速道路の渋滞緩和と防災代替路としての役割を担う。海老名南JCT〜豊田東JCT間の約254kmが整備区間で、緩やかな線形と低勾配が特徴である。東海道のインフラを二重化するこの路線は、日本の道路交通史において東名に次ぐ節目と言えるだろう。
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関連リンク
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参考・出典
- 国土交通省 新東名高速道路整備効果 https://www.mlit.go.jp/road/koka12/pdf/5-20.pdf
- NEXCO中日本 路線情報
- tabiris.com 新東名 開通情報 https://tabiris.com/archives/shintomei