橋

名港トリトン

伊勢湾岸自動車道の名古屋港をまたぐ3本の斜張橋——名港東大橋・名港中央大橋・名港西大橋——の総称。1998年3月に供用開始。名港中央大橋の橋長は1,170m、中央径間は590m。

名港トリトン
写真: Oka21000 / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
橋
エリア
名古屋市
竣工
1998年
開発
名古屋高速道路公社・日本道路公団

名古屋港を三色に染める3本の斜張橋

名港東大橋・名港中央大橋・名港西大橋——この3本をまとめた愛称「名港トリトン」は、伊勢湾岸自動車道が名古屋港をまたぐ区間に架かる斜張橋群を指す。東は名古屋市南区の金城ふ頭付近、西は名古屋市港区の名港インターチェンジへと続く全体のルートは、名古屋港の水面上をなだらかに渡る壮観な光景を生み出している。3橋それぞれにケーブルの色を赤・白・青(名港西・名港中央・名港東)で塗り分けているため、遠くから見ると海上に3色のアーチが浮かぶ。

各橋の規模を見ると、中央に位置する名港中央大橋は橋長1,170m、中央径間590mで3橋中最大である。名古屋港に入港する大型船の航行を妨げないよう、桁下から海面まで47mの空間を確保している。名港東大橋は橋長700m、名港西大橋は橋長758m・中央径間405mで、高さが航空法に抵触することが判明したため主塔を赤に塗ったというエピソードも残る。いずれも1998年3月31日に供用が始まり、伊勢湾岸自動車道の一部として東名阪自動車道と東海環状自動車道を結ぶ重要な役割を担っている。

港湾物流と都市景観を支えるインフラ

名古屋港は日本有数のコンテナ取扱港であり、自動車輸送を中心とした大規模な物流拠点でもある。その港をまたぐ名港トリトンは、単に幹線道路の一部というだけでなく、港湾エリアの産業活動を陸上交通で結ぶ重要なボトルネックを担っている。伊勢湾岸自動車道全線の開通(2004年)後は、名古屋圏の環状ネットワークに組み込まれ、東名高速・新東名方面と関西方面の通過交通も受け持つようになった。

金城ふ頭の対岸からは3橋を一望できる展望スポットがあり、夜間にはライトアップが実施されることもある。近年は周辺に「LEGOLAND® Japan」(2017年開業)なども立地し、ファミリー層の訪問者が増えたことで橋梁景観への注目度も高まっている。

まとめ

名港トリトンは1998年3月に供用開始した3本の斜張橋で、伊勢湾岸自動車道の名古屋港区間を担う。名港中央大橋は橋長1,170m・中央径間590mを誇り、赤・白・青のカラーリングが名古屋港の風景に彩りを添える。物流インフラとしての役割を静かに担いながら、名古屋港観光のアイコンとしても地域に定着している。

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参考・出典

  • 名古屋市観光情報 名港トリトン https://www.city.nagoya.jp/kankou/kankouinfo/1013766/1013767/1013832/1013842.html
  • 国土交通省中部地方整備局資料 https://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/2017kannai/pdf/ge05.pdf
  • tabi-mag.jp 名港トリトン斜張橋 https://tabi-mag.jp/ai0033/

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