オフィスビル

ミッドランドスクエア

名古屋駅前に立つ地上47階・高さ247mの複合超高層ビル。トヨタ自動車と毎日新聞社が事業主に名を連ね、日建設計が設計した。2006年の竣工以来、中部地方最高層の座を守り続け、企業城下町・名古屋の顔として名駅前スカイラインに君臨している。

ミッドランドスクエア
写真: K-star(投稿者自身)による撮影 / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
名古屋市中村区
竣工
2006年
階数
地上47階/地下6階
高さ
247m
開発
東和不動産・トヨタ自動車・毎日新聞社
設計
日建設計

名駅前を制した247メートル

名古屋市中村区名駅四丁目、JR名古屋駅の桜通口を出て南東に視線を向けると、縦線の格子が穏やかに空へ伸びるガラス張りの超高層タワーがすぐに目に入る。ミッドランドスクエアである。地上47階・地下6階、高さ247メートル。2006年9月の竣工以来、中部地方で最も高い建物として名駅前のスカイラインに立ち続けてきた。

設計は日建設計が担った。縦のラインを強調した端正な外観は、名古屋駅という国内屈指の繁忙ターミナルに接しながらも、余計な主張を排した落ち着いた佇まいを保っている。低層部の商業棟は地上6階・地下5階の構成で名古屋駅と直結し、オフィスタワーはその上に積み重なる。施工を担ったのは竹中工務店・大林組・鹿島建設・清水建設の国内4大ゼネコンであり、一棟のビルに4社が名を連ねるその体制は、プロジェクトの規模の大きさを示している。

企業城下町が生んだ共同事業

事業主の構成が、この建物の個性のひとつだ。東和不動産を代表として、トヨタ自動車と毎日新聞社という異業種の2社が加わっている。トヨタは愛知を拠点とする日本最大の自動車メーカーであり、名古屋経済を支える企業城下町の核として長く君臨してきた存在だ。毎日新聞社は名古屋に編集・印刷機能を持つ全国紙で、同地に長く根を張ってきた。製造業の巨人と報道機関が手を結んで超高層ビルを建てる——その取り合わせは、名古屋という都市の産業集積の厚みと幅広さをそのまま体現している。

名古屋駅前の高層化は、1990年代末に完成したJRセントラルタワーズを起点として段階的に進んできた。ミッドランドスクエアの竣工はそのなかでも中部地方最高層という明確な到達点を刻み、名駅エリアが国内外のビジネスを引き寄せる拠点として本格的に認知される転換点のひとつとなった。竣工から約20年を経た今も、その高さは塗り替えられていない。

まとめ

ミッドランドスクエアは2006年竣工、地上47階・地下6階・高さ247メートル。日建設計が設計し、東和不動産・トヨタ自動車・毎日新聞社が事業主となり、4社の大手ゼネコンが施工した複合超高層ビルである。中部地方最高層の座は竣工から20年近くを経た今も変わらず、名駅前を代表するランドマークとして都市景観に刻まれ続けている。

名古屋駅を降りたら南東の空を見上げてみてほしい。縦線の格子が静かにそびえるその塔には、企業城下町の凝集力がかたちとなって宿っている。

関連記事:JRセントラルタワーズJRゲートタワーザ・ランドマーク名古屋栄

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参考・出典

  • ミッドランドスクエア公式(midland-square.com)
  • 毎日ビルディング公式サイト(mai-b.jp)― 所在地・階数・設計・事業主を確認
  • Weblio辞書 ミッドランドスクエア ― 高さ247m・地上47階・地下6階・日建設計・竣工2006年9月

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