オフィスビル

ザ・ランドマーク名古屋栄

2026年3月に竣工した地上41階・高さ211.7mの栄エリア最高層ビル。名古屋市営地下鉄栄駅に直結し、商業施設・シネコン・オフィス・コンラッド名古屋を縦に積んだ複合施設として、名駅一極集中が続いてきた名古屋の超高層史に栄側から新たな頁を加えた。

ザ・ランドマーク名古屋栄
写真: Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
名古屋市中区
竣工
2026年
階数
地上41階/地下4階
高さ
211.7m
延床面積
約109,679㎡
開発
三菱地所・J.フロント都市開発・日本郵政不動産・明治安田生命保険・中日新聞社
設計
三菱地所設計・竹中工務店

栄に現れた211.7メートルの塔

名古屋の都心部には、JR名古屋駅周辺(名駅)と栄という二つの集積核が長く並立してきた。2000年代以降、名駅側では200メートルを超える超高層ビルが相次いで竣工し、オフィスや商業の集積が急速に厚みを増していった。その流れに対して、栄側から新たな高さをもって応えたのが2026年3月31日に竣工した「ザ・ランドマーク名古屋栄」である。

場所は名古屋市中区錦三丁目25番1号。名古屋市営地下鉄東山線・名城線の栄駅に直結する敷地に、地上41階・地下4階、高さ211.7メートルの複合施設が誕生した。延床面積は約10万9000平方メートルにのぼる。設計は三菱地所設計と竹中工務店が共同で担い、2022年7月に着工した。

縦に積んだ多用途という戦略

この建物の特徴は、複数の用途を垂直に積み上げた構成にある。下層には商業施設とシネコンが展開し、中間層はオフィスフロア、最上部付近にはコンラッド名古屋が入居する。商業・映画・仕事・宿泊という異なる時間帯の利用者を一棟に取り込む設計は、単一用途では難しい立地での集客を複合効果で補う現代的な再開発の定石だ。

開発は三菱地所を代表として、J.フロント都市開発・日本郵政不動産・明治安田生命保険・中日新聞社の5者が連携した体制で進められた。中日新聞社は中部圏最大の新聞社として地域に深く根ざす存在であり、その参画はこのプロジェクトへの栄地区全体の期待を示している。商業施設とシネコンは2026年6月11日に開業した。

まとめ

ザ・ランドマーク名古屋栄は2026年3月竣工、地上41階・地下4階・高さ211.7メートル。三菱地所設計・竹中工務店が設計した栄エリア最高層の複合施設であり、商業・映画・オフィス・ホテルを一棟に束ねた多用途タワーとして誕生した。名駅に集中してきた名古屋の高層開発史に、栄側から新たな1ページを加えた建物として、その存在感はこれから高まっていくだろう。

栄駅の改札を出ると、直結する建物の高さが改めて実感できる。誕生して間もないこのランドマークが栄の街並みに溶け込んでいく様子を追うのも、これからの名古屋歩きの楽しみになりそうだ。

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参考・出典

  • 三菱地所ニュースリリース 2026-03-17「ザ・ランドマーク名古屋栄」誕生(mec.co.jp)― 竣工2026年3月31日・地上41階地下4階・延床面積109,679.74m²・三菱地所設計・竹中工務店・所在地確認
  • 日本経済新聞 2026-04-09「ザ・ランドマーク名古屋栄が完成し報道公開 高さ211メートルで栄地区最高」
  • 流通ニュース 2026-03-17「ザ・ランドマーク名古屋栄/3/31完成、商業・シネコンは6/11オープン」

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