エルザタワー55
1998年7月竣工、地上55階・高さ185.8メートル。竣工当時、日本一高い住宅タワーとして注目された川口市のランドマーク。大京が開発し、竹中工務店東京一級建築士事務所が設計した。
- 用途
- マンション
- エリア
- 川口市
- 竣工
- 1998年
- 階数
- 地上55階/地下1階
- 高さ
- 185.8m
- 開発
- 大京
- 設計
- 竹中工務店東京一級建築士事務所
川口に立った日本一の住宅タワー
埼玉県川口市元郷2丁目15-1。JR京浜東北線川口駅の南に位置する川口市街の一角に、「エルザタワー55」は立っている。1998年7月竣工、地上55階・地下1階、高さ185.8メートル。大京が開発し、竹中工務店東京一級建築士事務所が設計したこの超高層住宅棟は、竣工当時、日本で最も高い住宅タワーとして広く知られた。総戸数は650戸にのぼる。
「55」という数字は階数そのものを示している。この数字が当時もたらした存在感は小さくない。1994年に着工し、4年近い工期を経て完成した55階建ての住宅棟は、武蔵小杉や湾岸エリアが本格的な高層化を迎えるよりも前に、埼玉県川口市という郊外都市の地平線から突き出るように立ち上がった。
構造と立地が示す時代の先端
エルザタワー55の構造的な特徴として注目されるのが、CFT構造(鋼管コンクリート充填構造)の採用だ。鋼管の内部にコンクリートを充填することで高い強度と耐火性能を実現するこの工法は、当時の超高層住宅建設において先進的な選択肢のひとつだった。
川口市という立地も興味深い。東京23区に接しながらも独立した工業都市として発展してきた川口は、埼玉県内でも特異な都市的密度を持つ。1990年代後半、都心回帰の流れがまだ緒についたばかりの時代に、川口の住宅地に55階・185.8メートルの塔が出現したことは、郊外都市がどのように「都市性」を演出しようとしていたかを示す一例として読める。
まとめ
エルザタワー55は、1998年7月竣工・地上55階・高さ185.8メートルの超高層住宅棟だ。大京の開発のもと竹中工務店東京一級建築士事務所が設計し、竣工当時は日本一高い住宅タワーとして川口のスカイラインに刻まれた。
川口駅から南に向かって歩くと、市街地の向こうにこの55階の塔が視野に入ってくる。武蔵小杉や晴海がタワーマンション時代の代名詞となる前に、郊外都市がひとつの極を打ち立てた場所として、川口は一度訪ねてみる価値がある。
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参考・出典
- Wikipedia「エルザタワー55」(竣工1998年7月・地上55階地下1階・185.8m・埼玉県川口市元郷2丁目15-1・設計:竹中工務店東京一級建築士事務所・事業者:大京)