オフィスビル

小田急サザンタワー

1998年竣工の地上36階・高さ約150メートルの超高層複合ビル。新宿駅南口に直結する新宿サザンプロジェクトの中核として建てられ、オフィスとホテルを縦に積んだ南口再整備の象徴となった。

小田急サザンタワー
写真: Ons / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
渋谷区
竣工
1998年
階数
地上36階
高さ
150m
開発
小田急電鉄

新宿駅南口を作り直した「南の玄関口」

新宿駅南口を出てすぐ、甲州街道との交差点へ向かうと正面に現れる地上36階の白いタワーが小田急サザンタワーだ。1998年に竣工した高さ約150メートルのオフィス・ホテル複合ビルで、小田急電鉄が開発を手がけた。新宿駅に直結した立地でありながら、住所は渋谷区代々木——行政区と通称地名のずれが際立つ一棟だ。新宿サザンプロジェクトと呼ばれる一連の南口整備の中核として計画され、駅南側の顔を大きく変えた。

このプロジェクトでは、タワー本体と合わせて新宿サザンテラスと呼ばれる遊歩道型の商業施設が整備された。南口の改札から桜丘方面へ連なる回廊状の動線が生まれ、かつて雑然とした印象を持った南口が、歩行者にとって回遊しやすい空間へと変わった。タワーの下層部にはオフィスフロアが入り、上層部には小田急センチュリーサザンタワーが営業する。交通結節点に立地しながらホテルとオフィスを垂直に統合したビルとして、都市型複合開発の典型例のひとつだ。

南新宿と代々木のあいだで

高さ約150メートルは新宿副都心の超高層群と比べると控えめだが、南口広場から仰ぎ見ると十分な存在感がある。白基調のカーテンウォールが最上部に向けてわずかに絞り込まれたシルエットは、落ち着いた清潔感を醸し出す。小田急線・JR線・都営新宿線など複数路線に直結する立地の優位性は、竣工から四半世紀以上が経った今も変わらない。

1998年の竣工当時、このタワーは南口再開発の先陣を切る存在だった。その後、JR新宿ミライナタワー(2016年)やその他の再整備が続いたが、サザンタワーが南口の印象を変えた先駆けであることは変わらない。サザンテラスを経由する人々の流れの起点として、新宿南口の顔であり続けている。

まとめ

小田急サザンタワーは1998年竣工、地上36階・高さ約150メートル。新宿駅南口に直結しながら住所は渋谷区代々木というこのビルは、新宿サザンプロジェクトとともに南口エリアを作り直した。サザンテラスを歩きながらタワーのシルエットを見上げると、新宿でも渋谷でもない、駅界隈ならではの曖昧な豊かさを感じることができる。

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参考・出典

  • 小田急サザンタワー - Wikipedia(地上36階・高さ150.75m・1998年竣工)
  • 小田急不動産 賃貸オフィス物件情報(渋谷区代々木2-2-1・小田急電鉄開発)

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