新宿マインズタワー
1995年竣工の地上34階・高さ161メートルの超高層オフィスビル。新宿を名乗りながら住所は渋谷区代々木という独自の立地を持ち、中央に高さ105メートルのアトリウムを抱える構造が特徴。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 渋谷区
- 竣工
- 1995年
- 階数
- 地上34階/地下3階
- 高さ
- 161m
- 開発
- レールシティ東開発
新宿を名乗る渋谷区の超高層
新宿駅南口から甲州街道を渡った先、住所が渋谷区代々木に入る地点に地上34階・地下3階建て、高さ161メートルの角張ったタワーが立つ。1995年9月に竣工した新宿マインズタワーだ。「新宿」という名を冠しながら行政区分は渋谷区——隣接する小田急サザンタワーとともに、駅名地名と行政区のずれが際立つ南口エリアの特徴を体現している。日本生命保険・第一生命保険・住友生命保険の3社が共同出資したレールシティ東開発が事業主となり建てられた大型オフィスビルだ。
このビルを際立たせるのは内部の構造だ。建物の中央を南北に貫くように、地上から高さ105メートルにわたる巨大なアトリウムが設けられている。このガラス張りの空間は自然光を下層階まで引き込み、大規模オフィスビルに開放的な明るさをもたらしている。竣工当時の東京で、これほどの高さのアトリウムを主軸に据えた超高層は珍しかった。鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリートの複合構造が、高層と大空間を両立させている。
生命保険会社の投資オフィスと、その後の所有変遷
竣工当初の区分所有者は前述の生命保険3社だった。1990年代初頭、大手生命保険会社が都市の超高層オフィスを共同取得する事例はいくつか存在し、マインズタワーはその典型例のひとつだ。2005年にはダヴィンチ・ホールディングスが組成したファンドがほとんどの区分所有権を取得し、所有者は替わった。それでも建物そのものは引き続きオフィスビルとして安定的に稼働しており、複数路線が乗り入れる新宿駅南口エリアの立地優位は変わっていない。
甲州街道沿いという国道20号に面した立地は、交通の利便性とともに、アトリウムの南面からの採光という点でも設計上のメリットとして機能している。北側からはアトリウムの全景が大きなガラス壁を通してうかがえ、内と外の境界が薄いビルとしての印象を与える。渋谷でも西新宿でもない「南口の曖昧な地帯」に、このビルは確かな質量を持って立っている。
まとめ
新宿マインズタワーは1995年竣工、地上34階・高さ161メートル。住所は渋谷区代々木でありながら「新宿」を名乗り、高さ105メートルのアトリウムを内包するオフィスビルとして南口エリアの超高層群を彩っている。新宿南口から甲州街道を渡り、名前と住所のずれを確かめながらビルの内外を見比べるのも、街歩きのひとつの楽しみだ。
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参考・出典
- 新宿マインズタワー - Wikipedia(地上34階・地下3階・高さ161m・1995年9月竣工)
- bb-building.net 東京都渋谷区代々木2-1-1(中央アトリウム高さ105m)
- 各オフィス仲介サイト(レールシティ東開発・日本生命・第一生命・住友生命の共同投資)