オフィスビル

品川インターシティ

1998年竣工、旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡地に建つ3棟構成のオフィス街区。最高棟のA棟は地上32階・高さ144.5m。品川駅港南口のスカイラインを先導し、その後の国際ビジネス拠点としての品川東口形成の礎を築いた。

品川インターシティ
写真: Kakidai / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
港区
竣工
1998年
階数
地上32階/地下2階
高さ
144.5m
開発
興和不動産・住友生命・大林組
設計
日本設計・大林組

港南口を一変させた、国鉄跡地の超高層群

東京都港区港南2丁目。品川駅の東口——通称・港南口——を出て数分歩くと、3棟の超高層オフィスビルが横一列に並ぶ街区が目に入る。品川インターシティは1998年に竣工した。旧国鉄が品川駅東口で使っていた貨物ヤードの跡地を活用した大規模再開発プロジェクトとして生まれ、港南口のスカイラインを根本から塗り替えた。

3棟の構成はA棟・B棟・C棟。最大のA棟は地下2階・地上32階、高さ144.5メートル。B棟とC棟はともに地下3階・地上31階、高さ139.9メートルで建ちそろっている。設計は日本設計と大林組が担当し、施工は大林・清水・鹿島・長谷工の共同企業体が受け持った。開発主体には興和不動産(現・日鉄興和不動産)・住友生命・大林組が名を連ねる。3棟の足元にはショッピングアーケードや飲食施設が設けられ、業務系の高層棟に賑わいを加えている。

国鉄民営化から始まった港南の再生

この開発の起点は1987年の国鉄民営化である。鉄道事業がJRに引き継がれると、品川駅東口の貨物ヤードは国鉄清算事業団へと移管された。1990年には東京都・港区・品川区・国鉄清算事業団・JR東日本が参加する「品川駅東口再開発地区計画策定委員会」が設置され、行政と事業者が連携しながら大規模な地区計画が組み立てられた。

品川インターシティはそこから生まれた先陣の一つだ。1998年の竣工当時、かつて貨物が行き来していた港南口の用地に3棟の超高層が並ぶ光景は、周辺の街並みを様変わりさせるものだった。その後、隣接する品川グランドコモンズの整備も進み、品川駅東口は徐々に国際的なビジネス拠点として知られる街区へと育っていった。周辺ではさらに大規模な開発計画が進行中であり、品川インターシティはその礎として、港南エリアの都市史に静かに刻まれている。

まとめ

品川インターシティは1998年竣工、旧国鉄の貨物ヤード跡地に立つA棟・B棟・C棟3棟のオフィス街区だ。最高棟のA棟は地上32階・高さ144.5メートル。興和不動産・住友生命・大林組が開発し、日本設計・大林組が設計した。国鉄民営化という時代の変わり目に始まったこの再開発は、港南口のかつての姿を知る人々にとって、都市がいかに短期間で変貌しうるかを示す証言でもある。港南口を出て3棟のシルエットを見上げると、品川東口開発の原点がそこに立っていることを実感できる。

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参考・出典

  • Web検索・複数ソース(CADカフェ、CBRE、オフィス&等):品川インターシティ竣工1998年、A棟地下2階・地上32階・高さ144.5m、B棟地下3階・地上31階・高さ139.9m、C棟地下3階・地上31階・高さ139.9m
  • 設計:日本設計・大林組、施工:大林・清水・鹿島・長谷工JV、開発:興和不動産(現・日鉄興和不動産)・住友生命・大林組
  • 再開発経緯:旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡地 / 1990年「品川駅東口再開発地区計画策定委員会」設置(東京都・港区・品川区・国鉄清算事業団・JR東日本参加)

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