シティタワー品川
品川駅南東、港南エリアに2008年竣工した地上43階建ての大規模タワーマンション。住友不動産が手がけた定期借地権付き物件で、港南の街の変化を象徴する存在。
- 用途
- マンション
- エリア
- 港区
- 竣工
- 2008年
- 階数
- 地上43階
- 開発
- 住友不動産
港南の空へ伸びる43階
東京都港区港南四丁目。品川駅の改札を出て南東へ向かって歩くと、倉庫や物流施設の記憶が残る低層の街並みが続く。その先に、ひときわ高く伸びる住宅タワーが現れる。シティタワー品川は、住友不動産が開発し2008年に竣工した、地上43階建ての大規模タワーマンションだ。施工を担ったのは竹中工務店で、港南四丁目という立地に超高層住宅が誕生した。
港南エリアは長らく工業・物流の色が濃い地区だった。品川駅の港南口が開発され、駅直近にオフィスビルが集積し始めると、その周辺へと人の流れと住宅需要が広がっていった。品川インターシティなどの大規模オフィス群が駅の足元を固める一方、徒歩10分ほど離れた位置には住宅系のタワーが点在するという街の構成が生まれた。シティタワー品川は、その住宅系タワーのひとつとして、港南再編の流れのなかに登場した。
定期借地権が切り開く都市住宅の可能性
このタワーが持つ注目すべき特徴のひとつが、定期借地権方式を採用していることだ。土地を購入するのではなく、設定された期間だけ借りる仕組みで、土地の取得コストが抑えられるかわりに、借地期間の終了後は土地を返還する前提で計画が組まれる。都市部の希少な立地に大規模住宅を供給する手段として、この方式はたびたび活用されてきた。
地上43階という規模は、港南の街並みのなかで際立つ存在感を放つ。建物の足元には商業施設が組み込まれ、周辺との生活動線が結ばれている。東京湾へと近づいていく港南の地域が、かつての工業用途から居住・業務の複合的な街へと変わっていく流れのなかで、このタワーはその転換を体現する建物として建ち続けている。
まとめ
シティタワー品川は2008年竣工、地上43階建て、住友不動産が開発した定期借地権付きタワーマンションである。オフィス街と住宅需要の境界線が移りゆく港南エリアの変遷を刻む一棟として、品川の街の記録に位置づけられる。
品川駅南口を出て港南方向へ歩くと、低層の建物群の背後から43階のシルエットがゆっくりと視野に入ってくる。工業地帯から居住地へと変わった港南の歴史を確かめるには、ゆっくり歩いてみるのがいい。
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参考・出典
- 住友不動産ステップ シティタワー品川(竣工2008年・地上43階・港南4-2-7)https://www.stepon.co.jp/premier/cttw-shinagawa/
- 各種不動産データベース(施工:竹中工務店)