芝浦アイランド
四方を運河に囲まれた約6ヘクタールの再開発地区。2006〜2008年にかけてグローヴ・ケープ・エア・ブルームの4棟が竣工し、総戸数約4,000戸の都心居住モデルとなった。
- 用途
- マンション
- エリア
- 港区
- 竣工
- 2008年
- 階数
- 地上49階
- 開発
- 三井不動産ほか
- 設計
- 鹿島建設ほか
運河に囲まれた島の住宅群
東京都港区芝浦四丁目。田町駅と浜松町駅の中間に位置するこのエリアは、かつて工場や倉庫が立ち並ぶ臨海産業地帯だった。四方を運河に囲まれた約6ヘクタールの土地が、2006年から2008年にかけて「芝浦アイランド」として大規模な居住地区へと生まれ変わった。
再開発は4つの超高層タワーを核として構成される。最初に完成したのは2006年11月竣工のグローヴタワー(地上49階・833戸)と2007年1月竣工のケープタワー(地上48階・1,095戸)で、以後2007年3月にエアタワー(地上48階・871戸)、2008年9月にブルームタワー(地上48階・1,028戸)が竣工した。地区全体の総戸数は約4,000戸に達し、推計約1万人が暮らすコミュニティが、かつての産業用地の上に生まれた。グローヴタワーとケープタワーは鹿島建設の設計施工、ブルームタワーは清水建設が担当し、三井不動産を幹事とする複数のデベロッパーが開発を推進した。
運河という境界線と島の自律性
芝浦アイランドの最大の特徴は、四方を運河に囲まれているという地形的な条件だ。この「島」という地理は、居住者に対して環境的な一体感を生む一方で、外部からのアクセスを限定する両刃の条件でもある。再開発ではこの制約に対応するため、歩行者専用の橋や親水遊歩道が整備され、運河沿いに街路樹の並ぶ遊歩道が島を周回する形でつながっている。
港南や豊洲といった他の湾岸再開発エリアと比較したとき、芝浦アイランドはより小規模で、島状という独自の地形条件の中に住宅地を完結させようとした点が際立つ。単なるタワーマンションの集積ではなく、運河と緑と住まいを一体設計しようとした意図が、開発全体の計画から読み取れる。
まとめ
芝浦アイランドは、2006〜2008年にかけて整備された港区芝浦の大規模居住開発地区である。グローヴタワー(地上49階)をはじめとする4棟の超高層タワーと総戸数約4,000戸は、運河という独自の地理的条件の中に収められている。田町・浜松町エリアを歩くとき、運河の橋を渡って島の内側から眺める風景は、東京の湾岸再開発が作り上げた独特の都市のかたちを体感させてくれる。
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関連リンク
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参考・出典
- Wikipedia『芝浦アイランド』
- 三井不動産 プレスリリース 2008年9月16日(民間賃貸マンションとしては最大級)
- 鹿島建設 作品集(kajima.co.jp)