レインボーブリッジ
1993年8月開通、全長798mの東京港横断吊橋。主塔高126m・桁下高約50mの2層構造で、上層に首都高速11号台場線、下層にゆりかもめ・臨港道路・遊歩道を収める。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 港区
- 竣工
- 1993年
- 高さ
- 126m
港区芝浦とお台場を結ぶ吊橋
港区芝浦のウォーターフロントから、東京港を横断してお台場へ。全長798メートルの吊橋「レインボーブリッジ」が、1993年8月に開通した。正式名称は東京港連絡橋で、「レインボーブリッジ」は一般公募で決まった愛称だ。竣工から30年以上が経った今も、この橋は東京湾岸の景観を代表するシンボルであり続けている。
橋は2基の主塔を海面上126メートルに立ち上げ、中央径間570メートル・側径間114メートルのケーブルを張る。桁下の高さは海面からおよそ50メートル確保されており、東京港に出入りする大型船が橋の下を安全に通過できる。吊橋という形式が選ばれた背景には、東京港の航路条件と羽田空港の空域制限という二つの制約があった。大型船の通航には高さ50メートル以上・幅500メートル以上の航路空間が必要で、一方、空港周辺の制限空域は橋全体の高さを155メートル以下に抑えることを求めた。これだけの条件を満たしながら長大な径間を渡るには、吊橋構造の採用が不可欠だったとされる。
4種の交通を束ねた2層の橋梁
レインボーブリッジの最大の特徴は、上下2層の断面に複数の交通機能を収めた構成にある。上層には首都高速11号台場線が通り、お台場と都心を結ぶ有料の自動車専用路を担う。下層は中央にゆりかもめの軌道、その両外側に臨港道路(海岸青海線)を配置する。さらに橋の最外縁には北ルートと南ルート2本の遊歩道が設けられており、歩いて東京港を横断することができる。遊歩道の総延長は約1.7キロメートルに達し、晴れた日には羽田へ向かう旅客機と湾の水面に映る都市の輪郭を同時に眺めることができる体験として、訪れる人を引き付ける。
夜間のライトアップは白・緑・赤の3色で橋全体を照らし出す。お台場の岸辺からも、芝浦の埋立地からも、橋は東京港に浮かぶ光の構造物として存在感を放つ。
まとめ
1993年開通・全長798メートルのレインボーブリッジは、大型船航路と空域制限という二重の制約を吊橋構造で解決した東京港の大動脈だ。主塔高126メートル、桁下高さ約50メートルの2層断面に、高速道路・新交通・一般道・遊歩道を一本のタワーに束ねた工学的な密度は、首都のインフラが湾岸に集積する様子を凝縮して見せてくれる。
橋の南詰めからお台場海浜公園へ足を延ばせば、眼前に広がる東京湾と、西方に霞む東京タワーの赤い姿が好対照を描く。芝浦側の北詰には世界貿易センタービルディング南館が建ち、港区ウォーターフロントの継続する更新を感じ取れる。遊歩道を渡れる好天の日には、ぜひ徒歩で橋を越えてみてほしい。
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関連リンク
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参考・出典
- 首都高速道路「レインボーブリッジ 概要」https://www.shutoko.jp/fun/lightup/rainbowbridge/overview/
- 雑学ネタ帳「レインボーブリッジ開通記念日(8月26日)」https://zatsuneta.com/archives/108261.html
- セコカンNEXT「レインボーブリッジの建設について」https://sekokan-next.worldcorp-jp.com/column/industry/3077/
- JTB観光資源台帳「レインボーブリッジ」https://tabi.jtb.or.jp/res/130076-