水戸芸術館
茨城県水戸市に立つ複合文化施設。磯崎新が設計し1990年3月開館。高さ約100mのチタン製螺旋タワーが象徴で、コンサートホール・劇場・現代美術館を擁する。水戸市制100周年記念事業として建設された。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 水戸市
- 竣工
- 1990年
- 階数
- 地上4階/地下2階
- 高さ
- 100m
- 設計
- 磯崎新
100mのチタン螺旋が水戸の空を刺す
茨城県水戸市五軒町1丁目。水戸駅から徒歩約15分、京成百貨店のそばに、銀色に輝く奇妙な塔が天へ向かって伸びている。高さ約100メートル(正確には99.4736m)、正三角形のチタンパネル57枚が螺旋状に積み上がった水戸芸術館のシンボルタワーだ。設計は1988年に東京都立美術館などを手がけた国際的建築家・磯崎新。水戸市の市制施行100周年を記念する事業として計画され、1990年3月22日に開館した。
塔の形態はルーマニアの彫刻家コンスタンティン・ブランクーシの「無限柱」や、DNAの二重螺旋をモデルにしているとも伝えられる。正四面体の積み重なりによる幾何学的な造形は、周囲の街並みとの対比が際立っており、水戸の街を歩く人々が遠くからでも方位を確認できるランドマークとして機能している。
磯崎の幾何学が宿すコンサートホールと美術館
シンボルタワーはあくまで外観上の顔であり、建物全体は複合文化施設として充実した機能を持つ。地上4階・地下2階の低層棟には、620〜680席のコンサートホール(ATM)、472〜636席の劇場(ACMシアター)、9室の現代美術ギャラリーが収まっている。ホール入口には大型のパイプオルガンを備えた玄関ホールが広がり、広場には芝生のオープンスペースが設けられている。
水戸芸術館は地方都市における公共文化施設のひとつの到達点として、建築界と文化政策の両面から注目を集めた。磯崎新は後にプリツカー賞(2019年)を受賞する世界的建築家だが、この水戸の施設は国内での主要作品のひとつに数えられる。
まとめ
水戸芸術館は1990年3月竣工・開館。磯崎新設計の高さ約100mチタン螺旋タワーが象徴する複合文化施設で、水戸市の市制100周年記念事業として誕生した。コンサートホール・劇場・現代美術館を一体に抱え、茨城を代表する文化の拠点となっている。
国内の個性的な公共建築に関心があれば、浅草文化観光センター(隈研吾設計・2012年)も比較の視点で訪れてみてほしい。水戸周辺の宿泊は楽天トラベルから検索できる。
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参考・出典
- Wikipedia「水戸芸術館」(1990年3月22日開館、高さ99.4736m、磯崎新設計)
- tabi-mag.jp(高さ100m・正三角形チタンパネル57面・螺旋型タワー)
- artscape.jp(磯崎新 《水戸芸術館》 1990年竣工)