瀬戸大橋
1988年4月10日開通。岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ6橋の連絡橋群で、橋梁部の総延長は9,368m。道路(瀬戸中央自動車道)と鉄道(JR本四備讃線)を2段で通す構造は世界最長の道路鉄道併用橋として知られる。
- 用途
- 橋
- エリア
- 岡山県倉敷市・香川県坂出市
- 竣工
- 1988年
- 開発
- 本州四国連絡橋公団(現:本州四国連絡高速道路株式会社)
道路と鉄道が重なる、世界最長の海峡橋
1988年4月10日、備讃瀬戸(びさんせと)に橋が開通した。岡山県倉敷市児島と香川県坂出市を結ぶ「児島・坂出ルート」——通称・瀬戸大橋は、6つの橋と高架橋からなる連絡橋群で、橋梁部の総延長は9,368メートルに達する。事業は本州四国連絡橋公団(現:本州四国連絡高速道路株式会社)が担い、1978年10月の着工から約9年6か月をかけて開通にこぎつけた。
際立つのは断面の構成だ。橋の上部は自動車専用道路の瀬戸中央自動車道、下部はJR本四備讃線(愛称:瀬戸大橋線)の鉄道軌道という2段重ねになっている。9,368メートルにわたって道路と鉄道を同一橋梁で通す構造物として、世界最長の道路鉄道併用橋という記録を今日も保ち続けている。かつて連絡船で渡るしかなかった備讃瀬戸を、自動車と新幹線格車両が同時に横断できるようになったことの意味は大きい。
6橋が渡る5つの島々
瀬戸大橋は単一の橋ではなく、備讃瀬戸に浮かぶ5つの島を足場にして6橋が連なる構成をとる。岡山側から順に、下津井瀬戸大橋(吊橋・橋長1,447m・中央支間長940m・主塔高149m・桁下31m)、斜張橋の櫃石島橋(橋長792m・中央支間長420m・主塔高152m)と岩黒島橋、トラス橋の与島橋、そして北備讃瀬戸大橋と南備讃瀬戸大橋(いずれも吊橋)と続く。南備讃瀬戸大橋は橋長1,723メートル・中央支間長1,100メートル・主塔高194メートルに達し、瀬戸大橋の中でも最大規模の橋梁だ。吊橋3橋・斜張橋2橋・トラス橋1橋という多彩な形式の集合は、橋梁工学の主要類型をひとまとめに体感できる稀な場所でもある。
与島には瀬戸中央自動車道のパーキングエリアが設けられており、車を降りて橋全体を眺める数少ない地点の一つだ。白い主塔と桁が靄のかかる瀬戸内の海面を渡っていく光景は、巨大インフラが持つ独自の静けさとスケールを実感させてくれる。
まとめ
1978年着工・1988年4月10日開通の瀬戸大橋は、橋梁部9,368メートルを道路と鉄道が2段で走る世界最長の道路鉄道併用橋だ。6橋が5島を経由して本州と四国をつなぐ構成は、日本の長大橋技術が一か所に集約された稀有な土木景観をつくりだしている。
本州四国連絡橋の別ルートである明石海峡大橋と合わせて眺めると、時代と構造形式を異にする長大橋の系譜が見えてくる。倉敷・坂出・丸亀周辺への旅には楽天トラベルをお役立てください。
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関連リンク
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参考・出典
- 坂出市ホームページ「瀬戸大橋(本州四国連絡橋)」https://www.city.sakaide.lg.jp/soshiki/seisaku/setoohashibridge.html
- 国土交通省インフラツーリズム「瀬戸大橋」https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/infratourism/infralist/kagawa/index01.html
- JB本四高速「南備讃瀬戸大橋」https://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/6kyou6.html(全長1,723m・中央支間長1,100m・主塔高194m)
- JB本四高速「瀬戸大橋の歴史」https://www.jb-honshi.co.jp/seto-ohashi/shoukai/rekishi4.html(着工1978年10月・橋梁部総延長9,368m)
- 座標: Wikidata Q976648