オフィスビル

汐留タワー

2003年竣工、資生堂オフィスとホテルを垂直に積み上げた地上38階・高さ172mの複合タワー。汐留シオサイトにおける鹿島建設主導街区の代表作。

汐留タワー
写真: Kakidai / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
港区
竣工
2003年
階数
地上38階/地下4階
高さ
172m
開発
鹿島汐留開発
設計
KAJIMA DESIGN

資生堂とホテルを積み上げた鹿島の塔

東京都港区東新橋一丁目。旧・汐留貨物駅跡地に整備された汐留シオサイトの一角に、2003年に竣工した複合超高層ビルが汐留タワーだ。地上38階・地下4階・高さ172mの規模で、KAJIMA DESIGN(鹿島建設)が設計・施工の一貫体制を担い、開発主体は鹿島汐留開発が務めた。

ビルの用途は複合型であり、4階から21階を資生堂汐留オフィスが占め、24階以上をザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留(490室)のホテルが使用する。資生堂が銀座という長年の本拠地から汐留へと機能の一部を移したことは、2003年という時点で企業が新開発地区を選ぶ意思決定の一例として注目された。下層がオフィス、上層がホテルという垂直的な用途の積み上げは、汐留シオサイトの複合開発の典型的な形を体現している。

軟弱地盤に超高層を建てる技術

汐留タワーが立つシオサイトは、各街区を異なる開発者が担う形で整備が進んだ。鹿島建設が主導する街区の産物として、設計施工の一貫性が建物全体に一種の統一感をもたらしている。構造上の特徴として、CFT柱(コンクリート充填鋼管柱)を採用した点が挙げられる。旧貨物駅跡地は軟弱地盤が続く土地であり、重量を抑えながら高い剛性を確保できるCFT柱は、172mという高さを実現するための技術的な答えのひとつだった。

高さ172mというスケールは、隣接する汐留メディアタワー(約172m)とほぼ同水準であり、シオサイト全体で見るとジャン・ヌーヴェル設計の電通本社ビル(213m)に次ぐ中規模に位置する。2003年という同時期に複数の超高層が完成したことが、汐留の密度ある都市景観を一気に作り出す一因となった。

まとめ

汐留タワーは2003年竣工、地上38階・高さ172mの複合ビルである。資生堂オフィスとホテルが1棟に同居するこの建物は、汐留シオサイトの多様なプログラムの中でも明快な用途の積み上げを見せる事例だ。新橋駅から徒歩数分のこの地に足を運び、KAJIMA DESIGNによるガラスファサードをぜひ間近で眺めてほしい。

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関連リンク

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参考・出典

  • Wikipedia『汐留タワー』
  • 鹿島建設 KAJIMA DESIGN 作品集(kajima.co.jp)
  • 東京都環境局 最高水準認定ビル諸元(r2_shiodometower)

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