クロスタワー大阪ベイ
大阪市港区弁天町に立つ地上54階・高さ約200mの超高層マンション。2006年竣工時、日本で初めて高さ200メートルを超えた分譲超高層マンションとして注目を集めた。
- 用途
- マンション
- エリア
- 大阪市港区
- 竣工
- 2006年
- 階数
- 地上54階/地下2階
- 高さ
- 200m
- 開発
- オリックス・リアルエステート株式会社、三井不動産株式会社、阪急不動産株式会社(3社共同事業)
弁天町に立つ、日本初の200m超マンション
大阪環状線と大阪メトロ中央線が交わる弁天町駅を出ると、空へ向かって細長いシルエットが視界に入る。クロスタワー大阪ベイだ。地上54階・地下2階、高さ約200メートルにおよぶこのタワーは、2006年8月の竣工時に日本で初めて高さ200メートルを超えた分譲超高層マンションとなった。大阪市港区弁天1丁目3-13に立地し、南側には大阪湾の水平線が、北側には梅田の高層ビル群が稜線を描く。
弁天町という地名は、弁財天の祠にちなむとされる。かつて臨海工業地帯として発展したこの一帯は、20世紀後半以降、大阪市の都市政策のなかで住宅・商業地区へと転換が進んできた。クロスタワー大阪ベイは、その変化を象徴する存在として弁天町のスカイラインに打ち込まれた一本の柱だ。
3社共同が切り開いたベイエリア居住の可能性
開発を担ったのはオリックス・リアルエステート、三井不動産、阪急不動産の3社による共同事業体だ。施工は鹿島建設が手がけ、スーパーRCフレーム構法で54階の躯体を積み上げた。総戸数は456戸にのぼる。
竣工当時の日本最高層マンションという記録は後のタワーに更新されたが、梅田・中央区・天王寺といった大阪の主要業務地とは異なる港区という位置に、200メートル超の住宅棟を成立させた意義は大きい。大阪ベイエリアでは、りんくうタウンや咲洲をはじめ業務・MICE用途の大規模開発が進んできたが、純粋な住宅機能を海沿いに定着させる試みは容易ではなかった。弁天町駅への徒歩アクセスと大阪湾を望む眺望を組み合わせたこの物件は、大阪港一帯に居住するという選択肢を具体的なかたちで示した一棟だ。
内港に近い立地は、業務地区とは異なるゆったりとした街のスケール感を持っている。大阪湾岸の産業遺構と水辺の空気が混在するこのエリアを歩くと、高さ200メートルの住棟が周囲の低層街区と作り出すスカイラインの落差を、肌で感じ取ることができる。
まとめ
クロスタワー大阪ベイは2006年竣工、地上54階・高さ約200メートルの超高層住宅だ。日本のマンションとして初めて200メートルを超えた節目の建物として、大阪の都市開発史に一項目を刻んでいる。弁天町駅から歩いて数分、工場跡地と水辺の空気が混ざり合うこのエリアで、湾岸居住という選択の景色を体感してほしい。
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関連リンク
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参考・出典
- 超高層ビル・都市開発研究所「クロスタワー大阪ベイ」https://skyscrapers-and-urbandevelopment.com/page-258/page-1156/page-1158/page-11643/
- TowerManDB「クロスタワー大阪ベイ|Cross Tower Osaka Bay」https://azway.co.jp/tower/property/osaka-minato/cross-tower-osaka-bay.html
- 東急リバブル「クロスタワー大阪ベイ」https://www.livable.co.jp/mansion/library/000000219927/