鉄道

都営大江戸線

2000年に全線開通した、全長40.7キロメートル・38駅の都営地下鉄。鉄輪式リニアモーターで走るミニ地下鉄で、車体断面を小さくして深い地下を経済的に掘り進めた。六本木駅は地下約42メートルと都営地下鉄で最も深い。

都営大江戸線
写真: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

2000年、最も新しい都心の環

大江戸線は2000年(平成12年)12月12日に全線が開通した、都営地下鉄で最も新しい路線だ。全長40.7キロメートル、駅数は38にのぼる。路線図の上では都心を「6の字」に描き、光が丘(練馬区)から放射状に都心へ入り、都庁前駅を境に環状部をぐるりと回る。環状に見えるが実際には環状運転をせず、都庁前で列車の系統が切り替わる独特の運行形態をとる。

この路線が既存の地下鉄網の下をくぐって敷設できたのは、鉄輪式リニアモーターを採用したからだ。車輪とレールで支えつつ、床下のリニアモーターで推進するこの方式は、車体断面を小さくできる。トンネルを細くできるぶん建設費を抑え、他路線を避けて深い層を走ることが可能になった。

都営地下鉄で最も深い路線

車体を小さくして深く潜れるという特性は、大江戸線を「深い地下鉄」にした。なかでも六本木駅は地下約42メートルに位置し、都営地下鉄で最も深い駅として知られる。ホームへ向かうエスカレーターやエレベーターの長さは、この路線が既存インフラの下をくぐり抜けて敷かれたことを実感させる。

大江戸線は、それまで地下鉄の空白地帯だった地域を数多く結んだ。両国・門前仲町・月島・麻布十番・六本木・新宿西口など、既存路線から少し外れた街に駅を置き、東京の移動の網の目を細かくした。都心を斜めに横断できるため、放射状の路線を乗り継ぐ手間を省くバイパスとしても機能している。

まとめ

都営大江戸線は2000年の全線開通以来、鉄輪式リニアモーターという技術で東京の地下深くを走り続けてきた。全長40.7キロメートル・38駅、六本木駅は地下約42メートルという最深記録を持つ。地上からは決して見えないこの路線に乗り、長いエスカレーターを降りていくと、東京の地下がいかに何層にも重なっているかを体で感じ取ることができる。

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参考・出典

  • 都営地下鉄大江戸線 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/都営地下鉄大江戸線
  • 都営大江戸線全線開業25周年 東京都交通局 https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/project-toei/oedo25th/

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