マンション

クロスエアタワー

首都高速大橋ジャンクションの上下空間と建築敷地を重複利用する立体道路制度を活用し、2013年に竣工した地上42階・高さ155メートルの超高層マンション。道路インフラと集合住宅が垂直に共存する目黒区大橋の異色の存在。

クロスエアタワー
写真: 擬茶 / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
マンション
エリア
目黒区
竣工
2013年
階数
地上42階/地下2階
高さ
155m
開発
東急不動産・東急・三井不動産レジデンシャル・大成有楽不動産・東京都
設計
大成建設

首都高のループに抱かれて立つ42階

東京都目黒区大橋一丁目。池尻大橋駅の西口を出て坂を上がると、首都高速道路の高架が大きな円弧を描く大橋ジャンクションが視界を埋め尽くす。そのループの内側に、地上42階・高さ155メートルのタワーマンションがそびえている。クロスエアタワーは2013年2月に竣工し、東急不動産・東急・三井不動産レジデンシャル・大成有楽不動産と東京都が一体となって進めた複合再開発の産物だ。設計と施工は大成建設を中心とするJVが担った。

首都高の高架とタワーの塔身が複雑に重なり合うこの場所の光景は、東京の市街地のなかでも際立って異質だ。車が走る高架の陰に、住居棟の外壁が垂直に伸びていく。地面から見上げると、道路インフラと集合住宅が同じ空へと向かって積み上がっていることがわかる。

立体道路制度が生んだ共存のかたち

クロスエアタワーを語るうえで欠かせないのが、立体道路制度の活用だ。道路の上下空間を建築物の敷地として重複利用することを認めるこの制度によって、首都高大橋ジャンクションの空間を建築敷地と一体的に扱うことができ、延床面積が通常より約46パーセント増えたとされる。道路と住居を同一空間に重ねるこの手法は、都市の立体的な土地利用を大胆に推し進めた試みとして注目を集めた。

大橋ジャンクションのループ屋上部分には「目黒天空庭園」が整備され、区立公園として一般に開放されている。高速道路の頂部に緑地が広がるという都市のなかの意外な空間は、タワーマンションとともにこの場所の個性を形づくっている。週末に訪れると、環状の遊歩道から池尻大橋の街並みを見渡すことができる。

まとめ

クロスエアタワーは2013年竣工、地上42階・地下2階、高さ155メートルの超高層マンションだ。立体道路制度を活用することで首都高大橋ジャンクションの上下空間と共存するという稀有な建ち方は、東京の都市インフラとの向き合い方を鮮やかに示している。

池尻大橋駅から坂を上がるだけで、道路と住居が垂直に重なる東京ならではの風景に出会える。

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参考・出典

  • Wikipedia「クロスエアタワー」https://ja.wikipedia.org/wiki/クロスエアタワー
  • モダンスタンダード クロスエアタワー記事 https://www.m-standard.co.jp/buildings/articles/49/

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