オフィスビル

グランシップ(静岡コンベンションアーツセンター)

磯崎新が設計した船型の外観で知られる静岡県のコンベンション・文化施設。1998年竣工・1999年開館。地上12階建てで、大型コンサートホールや展示ホールを備え、静岡市のランドマークとなっている。

グランシップ(静岡コンベンションアーツセンター)
写真: Tnk3a / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
静岡市葵区
竣工
1998年
階数
地上12階/地下1階
開発
静岡県
設計
磯崎新アトリエ

船が陸に乗り上げたような建築

JR東海道線・東静岡駅の南口に降り立つと、広大な敷地に横たわる巨大な船型の建物が目に入る。これが「グランシップ」、正式名称「静岡コンベンションアーツセンター」だ。静岡県が開発し、世界的建築家・磯崎新(磯崎新アトリエ)が設計した地上12階建ての複合文化施設で、1998年に竣工、1999年3月に開館した。

外観は文字どおり陸に乗り上げた客船を想起させるデザインで、鉄骨造の大きな曲線構造が水平方向に伸びている。施設内には座席数2,000人超の大ホール「海」をはじめ、中ホール「大地」「風」「宙」、展示ホール、会議室など多様なスペースが備わり、コンサートから学会・展覧会まで年間を通じて利用されている。事業費は約705億円で、バブル崩壊後の公共事業としても注目を集めた大型プロジェクトであった。

磯崎新とグランシップの設計思想

磯崎新は、大分県立大分図書館(1966年)やつくばセンタービル(1983年)など、前衛的かつ文脈を参照するポストモダン建築で国際的に名を知られた建築家だ。グランシップにおいて磯崎は、港町・清水(静岡市)が持つ海との歴史的つながりを踏まえ、船という造形を建築に転換することで、地域のアイデンティティと機能を結びつけようとした。鉄骨造の大スパン構造は、多目的ホールに必要な柱のない広い空間を実現すると同時に、船体を思わせる滑らかな外皮を成立させている。

2022年には磯崎新がプリツカー賞を受賞し(2019年受賞)、グランシップはその代表作の一つとして改めて注目された。現在も静岡県内最大規模のコンベンション施設として活発に稼働している。

まとめ

1998年竣工・1999年開館、地上12階建て。グランシップは磯崎新アトリエが手がけた船型の文化複合施設で、静岡市東静岡のランドマークとして親しまれている。大ホールをはじめとする充実した施設と、唯一無二の外観をぜひ現地で体感してほしい。

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参考・出典

  • グランシップ(静岡コンベンションアーツセンター)公式 https://www.granship.or.jp/
  • 静岡県 施設紹介 グランシップ https://www.pref.shizuoka.jp/kensei/shisetsu/bunka/1008862.html

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