渋谷ヒカリエ
2012年に開業した地上34階・高さ約182.5メートルの超高層複合施設。東急文化会館の跡地に生まれ、渋谷駅東口のランドマークとして渋谷再開発の先陣を切った。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 渋谷区
- 竣工
- 2012年
- 階数
- 地上34階/地下4階
- 高さ
- 182.5m
- 延床面積
- 約144,545㎡
- 開発
- 東京急行電鉄株式会社(現:東急株式会社)
- 設計
- 日建設計・東急設計コンサルタント
渋谷東口のガラスの超高層
渋谷駅の東口改札を抜けると、目の前に高くそびえるガラスのタワーが視界を占める。渋谷ヒカリエは2012年3月に竣工、同年4月に開業した超高層複合施設だ。地上34階・地下4階建て、高さは約182.5メートル、延床面積は約14万4,500平方メートルにのぼる。設計は日建設計と東急設計コンサルタントの共同で、東京急行電鉄(現:東急株式会社)が開発を担った。
ガラスカーテンウォールを基調とするファサードは透明感があり、昼間は空の色を映し込み、夜は建物内部の光が外に滲み出る。低層部の商業フロア、8〜16階の劇場・文化施設、17〜34階のオフィスフロアという垂直分業の構成をとり、用途の混在を整然とスタックしている。渋谷駅との直結通路を持つため雨天でも傘なしで移動でき、都市型複合施設のひとつの完成形を体現した建物だ。
東急文化会館跡地と渋谷再開発の起点
ヒカリエが立つ場所にはかつて東急文化会館があった。1956年に開業した複合文化施設で、映画館やプラネタリウム、アイススケートリンクを一棟に収め、渋谷東口の顔として約半世紀にわたって親しまれてきた。2003年に閉館・解体されたのち、「渋谷新文化街区プロジェクト」と銘打たれた再開発計画が動き出し、東急グループが中心となって新たなランドマークの建設へと向かった。
ヒカリエの2012年開業は、渋谷駅周辺における大規模な再整備の幕開けを告げる節目となった。その後も渋谷ストリーム(2018年)や渋谷スクランブルスクエア(2019年)へと再開発の連鎖は続き、渋谷の街は東口から西口、地下から地上にわたって大きく姿を変え続けてきた。その変化の連鎖の最初の一手が、ヒカリエの竣工だったといえる。渋谷の変容を語る上で、この建物は外せない一棟だ。
まとめ
渋谷ヒカリエは2012年竣工、地上34階・高さ約182.5メートルの超高層複合施設だ。東急文化会館の記憶を受け継ぎながら渋谷東口のランドマークとして生まれ変わったこの建物は、渋谷再開発の起点として今も街の変貌を見届けている。東口を出てそのシルエットを正面から見上げれば、変わり続ける渋谷の現在地が自ずと見えてくる。
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参考・出典
- 渋谷ヒカリエ - Wikipedia(地上34階・地下4階・高さ182.5m・延床面積約144,545㎡・2012年竣工)
- 日建設計コンストラクション・マネジメント 渋谷ヒカリエ(設計:日建設計・東急設計コンサルタント共同)
- 東急株式会社 渋谷再開発ファクトブック2025(竣工2012年3月・延床面積144,545.75㎡・所在地:渋谷区渋谷2-21-1)