渋谷ストリーム
2018年に開業した地上35階・高さ約180メートルの超高層複合施設。旧東横線渋谷駅の地上ホーム跡地に建ち、渋谷川の再生とともに渋谷駅南口エリアに新たな水辺空間をもたらした。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 渋谷区
- 竣工
- 2018年
- 階数
- 地上35階/地下4階
- 高さ
- 180m
- 延床面積
- 約116,700㎡
- 開発
- 東急株式会社
- 設計
- 東急設計コンサルタント
旧東横線の地上ホーム跡に生まれた複合タワー
渋谷駅の南側、国道246号に沿ってそびえる地上35階・地下4階建て、高さ約180メートルのタワーが渋谷ストリームだ。2018年9月13日に開業した超高層複合施設で、東急株式会社が開発し、東急設計コンサルタントが設計を担当した。延床面積は約11万6,700平方メートルにのぼる。渋谷川と高架デッキを軸に周辺との連絡を重視した設計が特徴で、渋谷再開発のなかでも「水辺の再生」という固有のテーマを持った一棟だ。
この場所にはかつて東横線の渋谷駅地上ホームが存在した。2013年3月に東横線が副都心線との相互直通運転を開始したことに伴い渋谷駅が地下化されると、地上ホームは役目を終え、高架跡地の活用が渋谷再開発の次なる焦点となった。ストリームのファサードには旧ホームのかまぼこ型アーチが意匠として受け継がれており、この場所の記憶を建物が語り継ぐかたちとなっている。
渋谷川の再生と「流れ」をつくる街づくり
渋谷ストリームの名が体現するのは「流れ」だ。かつては大部分が暗渠化されていた渋谷川を建物沿いに再生・オープン化し、川沿いに遊歩道と飲食・商業スペースが並ぶ開放的な親水空間を生み出した。低層部は商業施設、中層部はイベントホール・会議施設と宿泊施設、上層部はオフィスという多層的な複合構成をとる。国道246号を跨ぐ旧東横線の高架橋は歩行者デッキとして再利用され、渋谷駅から代官山・中目黒方面への新たな回遊動線となっている。
川沿いの遊歩道に沿って歩けば、高架線路跡が都市の緑道に転じた光景が目に入る。大規模な高層ビルでありながら、その足元で「人を流す」ことを意識して設計された場所だ。渋谷ストリームの竣工によって、渋谷駅南口はかつての雑然とした印象から、落ち着いた水辺の表情を持つ街区へと変わった。渋谷再開発の成果を歩いて確かめるとき、この水辺空間は外せない一景だ。
まとめ
渋谷ストリームは2018年竣工、地上35階・高さ約180メートル。旧東横線渋谷駅の地上ホーム跡地に立ち、渋谷川の再生とともに渋谷駅南口エリアに新たな水辺空間をもたらした。渋谷に訪れたなら南口から川沿いに代官山方面へ歩いてみてほしい。高架デッキと水辺が共存する、渋谷の新しい顔に出会える。
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参考・出典
- 渋谷ストリーム - Wikipedia(地上35階・地下4階・高さ約180m・2018年9月13日開業)
- 日本経済新聞「渋谷ストリーム開業 地上35階、グーグル日本法人も入居」2018年9月(延床面積約116,700㎡)
- 渋谷ストリーム公式ABOUT(東急株式会社開発・所在地:渋谷区渋谷3-21-3)