上野フロンティアタワー
旧松坂屋上野店南館の跡地に2017年に竣工した地上23階・高さ約117mの複合施設。J.フロントリテイリングが開発し、商業フロアとシネマコンプレックスを下層に、オフィスフロアを上層に配した上野の新たなランドマーク。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 台東区
- 竣工
- 2017年
- 階数
- 地上23階/地下2階
- 高さ
- 117m
- 開発
- J.フロントリテイリング
- 設計
- 三菱地所設計
松坂屋の記憶と、新たな上野の顔
上野広小路の交差点に立つと、中央通り沿いに高さ約117メートルのビルが視線を引きつける。上野フロンティアタワー——東京都台東区上野3丁目に2017年11月に竣工したこの複合施設は、かつて旧松坂屋上野店南館が立っていた場所に建てられた。開発を手がけたのはJ.フロントリテイリング——大丸松坂屋百貨店を傘下に持つ持株会社だ。設計は三菱地所設計が担当し、地上23階・地下2階建て、高さ約117メートルの建物として2017年11月4日に竣工を迎えた。
松坂屋上野店は長く上野を代表する百貨店として親しまれてきた。その南館を取り壊し、商業・オフィス・シネマコンプレックスを縦に積み上げた複合施設として再生したのが上野フロンティアタワーだ。地下1階から10階までは商業施設が入居し、12階から22階はオフィスフロアとして賃貸に供されている。上野広小路という交通結節点に面した立地は、百貨店から複合ビルへの転換においても、集客力と利便性を引き継ぐ条件として機能している。
上野の再整備と文化拠点の周辺
上野フロンティアタワーが竣工した2017年前後、上野公園周辺はいくつかの整備が重なった。国立西洋美術館のユネスコ世界遺産登録(2016年)も重なり、文化的な注目が集まるなかで、商業・オフィス機能の更新を担う建物として上野フロンティアタワーは位置づけられた。
中央通り沿いには松坂屋上野店の本館・北館が現役で営業を続けており、フロンティアタワーはその隣に立つ形だ。上野というエリアは、アメ横の雑踏、美術館・博物館の集積、そして老舗百貨店の連なりという多層的な文化が重なる場所だ。高さ約117メートルというタワーが中央通りの一角に加わることで、上野の街のスカイラインに新しい縦の要素が生まれた。JR上野駅から徒歩数分、御徒町駅からも徒歩圏という抜群のアクセスは、オフィス街としての上野の可能性を広げている。
まとめ
上野フロンティアタワーは、旧松坂屋上野店南館の跡地に2017年11月に竣工した、地上23階・地下2階・高さ約117mの複合施設だ。J.フロントリテイリングが開発し、三菱地所設計が設計を担った。商業・シネマコンプレックス・オフィスが一体となったこの建物は、上野広小路の交差点にたたずむたびに変貌し続ける街の証を刻んでいる。上野公園へ向かう途中、このタワーの外観を眺めながら歩くと、百貨店から複合施設へという都心商業の転換を肌で感じられる。
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参考・出典
- マイナビニュース2017年11月報道(竣工: 2017年11月4日・地上23階・地下2階・高さ約117m・旧松坂屋上野店南館跡地・開発: J.フロントリテイリング・設計: 三菱地所設計)
- 三菱地所設計 YEARBOOK 2018(設計担当記載)
- officee.jp掲載情報(地上23階・賃貸オフィス・台東区上野・2017年竣工)