オフィスビル

秋葉原UDX

秋葉原クロスフィールド再開発の中核として2006年に完成した地上22階・高さ約99mの複合オフィスビル。NTT都市開発が開発した秋葉原の新たな顔。

秋葉原UDX
写真: SRIA / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
2006年
階数
地上22階/地下3階
高さ
99.72m
開発
NTT都市開発

電気の街の新しい顔

秋葉原駅の電気街口を出ると、高架沿いにガラスとコンクリートの大きな建物が目に入る。秋葉原UDX——2006年に竣工したこの複合オフィスビルは、地上22階・地下3階建て、高さ約99.72メートル。NTT都市開発が主導した秋葉原クロスフィールド再開発の中核施設として、かつての電気部品問屋街や廃工場が広がっていた一角に誕生した。

「UDX」はUrban Development eXperimentの頭文字とされ、単なるオフィスビルにとどまらない実験的な複合施設を目指した。低層部にはレストランやカフェ、イベントスペースが並ぶ商業ゾーンが設けられ、上層のオフィスフロアとシームレスにつながる構成となっている。こうした複合的な使い方は、2000年代以降の再開発ビルが共通して目指したあり方だが、秋葉原という特殊な文脈のなかで実現したことに意味がある。

秋葉原クロスフィールドという試み

秋葉原UDXが立つ敷地は、かつて国鉄清算事業団(現・鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が管理していた土地だ。国鉄解体後に宙に浮いた広大な敷地を活用すべく、2000年代初頭から秋葉原クロスフィールドという官民連携の再開発構想が動き始めた。隣接して建設されたアキバ・トリム跡地の再開発、そして後に整備されたUDXビルディングが合わさって、電気街の延長線上に新たな業務・商業拠点が形成された。

「IT産業の集積地」という国策的なテーマも同時に掲げられた。産業交流施設やカンファレンスホールが整備され、企業のショールームや研究開発オフィスが多数入居してきた。かつてラジオ部品を売る店が並んでいた街は、テクノロジー企業が拠点を構える場所へと変容した。電気の街という秋葉原の本質は変わらないが、そのスケールと業態が大きく更新されたのが、この再開発の意味だといえる。

まとめ

秋葉原UDX(2006年竣工・地上22階・高さ約99.72m)は、秋葉原クロスフィールド再開発の象徴として千代田区外神田に立つ複合オフィスビルだ。NTT都市開発が開発し、IT産業の集積と街の更新を同時に体現している。ビルの低層部を歩きながら、かつての電気街の気配と新しい業務都市の空気が交差する場所を感じてほしい。

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参考・出典

  • 秋葉原UDX - Wikipedia(地上22階・地下3階・高さ99.72m・2006年竣工・千代田区外神田4-14-1)
  • NTT都市開発CSRレポート2006(NTT都市開発が開発・秋葉原クロスフィールドの核施設)
  • 秋葉原UDX | 超高層ビル部(地上22階・最高部107m)

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