御茶ノ水ソラシティ
JR御茶ノ水駅聖橋口に直結する高さ約110mの複合オフィスビル。2013年3月竣工、地上23階建て。江戸期の石垣を保存しながら再開発された文教地区のランドマーク。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 千代田区
- 竣工
- 2013年
- 階数
- 地上23階/地下2階
- 高さ
- 110m
- 開発
- 駿河台特定目的会社(大成建設・ヒューリック・安田不動産・昭栄・有楽土地)
- 設計
- 大成建設
文教地区の玄関口に立つ23階の複合棟
東京・御茶ノ水は、大学・医療機関・楽器店が密集する独特の文教地区だ。JR御茶ノ水駅の聖橋口を出てすぐ、神田川を見渡す台地の縁に2013年3月、地上23階・地下2階・高さ約110mの「御茶ノ水ソラシティ」が竣工した。大成建設、ヒューリック、安田不動産、昭栄、有楽土地が出資する駿河台特定目的会社が事業主となり、設計・施工は大成建設が一貫して担った。オフィスフロアのほかにカンファレンス施設、飲食・商業テナントを擁し、JR・東京メトロ御茶ノ水駅および東京メトロ新御茶ノ水駅と直結する抜群のアクセスを備えている。周辺に集積するIT・教育・医療関連企業の業務拠点として機能し、御茶ノ水エリアの昼間人口を大きく押し上げた。
神田山の石垣と現代建築の対話
この再開発で特に注目されたのが、歴史遺産の保存手法だ。敷地はかつて「神田山」と呼ばれた台地の斜面に位置し、江戸時代から積み上げられてきた石垣と煉瓦積みの擁壁が残されていた。計画ではこれらを原位置保存し、広場「ソラシティプラザ」の一角に組み込んだ。ガラス越しに神田川と聖橋が望める開放的なプラザは、近隣のオフィスワーカーや学生の憩いの場となっている。超高層棟の足元に数百年前の石積みが残る光景は、御茶ノ水らしい「新旧の共存」を象徴するシーンといえる。
まとめ
2013年竣工の御茶ノ水ソラシティは、地上23階・高さ約110mという存在感と、江戸期の石垣を公共空間に残した都市保全の姿勢が共存する複合オフィス棟だ。御茶ノ水駅直結の利便性と神田川沿いの眺望は、再開発前と変わらぬこの街の魅力を新しい形で引き継いでいる。神保町から御茶ノ水へ歩く街歩きのルート上に、立ち止まる価値のある場所として加えてほしい。
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参考・出典
- 大成建設 プロジェクト情報
- 国土交通省 建築物データ
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