オフィスビル

東京ドームホテル

2000年竣工の地上43階・高さ155mの超高層ホテル。丹下健三が設計し、東京ドームシティの中心に立つ。遊園地・球場と隣り合う複合都市の頂点として、後楽園の空に白い塔が聳える。

東京ドームホテル
写真: Syced / CC0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
文京区
竣工
2000年
階数
地上43階
高さ
155m
開発
東京ドーム
設計
丹下健三

丹下健三が後楽園に建てた白い塔

東京都文京区後楽。東京ドームや遊園地が並ぶ東京ドームシティの一角に、2000年、地上43階・高さ155メートルの「東京ドームホテル」が竣工した。設計を手がけたのは丹下健三。東京都庁第一本庁舎や新宿パークタワーなど多くの超高層を世に送り出した日本建築界の巨人が、晩年の大型作品として手がけたホテル建築だ。

白を基調とした外観はスリムで縦長のシルエットをもち、その下に広がる東京ドームの曲面屋根やジェットコースターのレールと対照をなす。遊園地・球場・水道橋という下町的な風景の中に、突如として超高層ホテルがそびえる構図は、日本の都市が抱える多様な施設の並立を象徴するかのようでもある。全1006室という客室数は、東京ドームを語呂合わせした数字でもある。

都市の複合と建築家の晩年

丹下健三が東京ドームホテルを完成させた2000年は、その死去(2005年)から遡ること5年。彼のキャリアを通じて見ると、国家的プロジェクトを多く手がけた建築家が、エンターテインメント施設と一体化したホテルという性格の建物を設計したことには独自の重みがある。

東京ドームシティという場所は、かつての後楽園球場・後楽園遊園地の流れをくむ施設群で、都心に残るレクリエーションの核として機能している。その中心に立つホテルタワーは、都市の余暇を垂直方向に積み上げた建物とも言える。低層の回遊動線から見上げると、43階建ての塔は文字通り「後楽の空」に刺さっているように映る。

まとめ

東京ドームホテルは2000年竣工、地上43階・高さ155メートルの超高層ホテルだ。丹下健三の設計のもと、東京ドームシティの中核建物として誕生し、遊びと宿泊を同一敷地内に共存させた都市の複合体を象徴する。後楽園・水道橋を訪れる際は、ドームの白い屋根とホテルタワーの両方を視野に収めながら、この場所が積み重ねてきた時間に思いを馳せてみてほしい。

関連記事:新宿パークタワー東京都庁第一本庁舎

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参考・出典

  • 東京ドームホテル - Wikipedia(竣工2000年・地上43階・高さ155m・設計:丹下健三・全1006室)
  • 東京ドームホテル公式サイト

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