オフィスビル

JAビル

2009年竣工の地上37階・高さ約180mの超高層オフィスビル。大手町連鎖型再開発の第1フェーズを担い、JA全中・JA全農の本部を擁する農協系拠点。日経ビル・経団連会館と低層部のガラス屋根モールで一体化している。

JAビル
写真: J o / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
2009年
階数
地上37階/地下3階
高さ
180m
延床面積
約88,656㎡
開発
有限会社大手町開発(JA全中・JA全農・農林中金・NTT都市開発・サンケイビル・東京建物・三菱地所)
設計
三菱地所設計・全国農協設計・NTTファシリティーズ(共同設計)

農協の総本部が大手町に建てた、連鎖型再開発の礎

JAビルは2009年4月に竣工した地上37階・地下3階建て、高さ約180mの超高層オフィスビルだ。千代田区大手町一丁目に立ち、全国農業協同組合中央会(JA全中)と全国農業協同組合連合会(JA全農)の本部を擁する。延床面積は約88,600㎡。設計は三菱地所設計・全国農協設計・NTTファシリティーズの共同体制で、施工は鹿島建設が担当した。開発主体の有限会社大手町開発には、農協系団体とともに三菱地所・東京建物・NTT都市開発・サンケイビルといった民間ディベロッパーが名を連ねる。

このビルの位置づけを理解するには「大手町連鎖型都市再開発プロジェクト」を知る必要がある。老朽化した複数のビルを段階的に建て替え、一棟が竣工したら次の解体・再建へと連鎖を繋ぐ手法で、都心の業務地区を止まることなく更新し続けるという発想だ。JAビルはその第1フェーズとして、同年4月に同時竣工した日本経済新聞社ビル(日経ビル)・経団連会館とともに大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業の核となった。3棟は低層部のガラス屋根モールで連結され、大手町カンファレンスセンターとして一体で機能する。後に続く大手町タワー(2014年)などの連鎖型再開発も、この第1フェーズが切り開いた土地の活用方式を踏まえている。

農協の本部が金融街に置かれる意味

大手町といえば都市銀行・証券・商社の集積地というイメージが強い。そこに農協系団体の総本部が堂々と居を構えているのは、日本の農業・農村を支える組織の規模と存在感を改めて示す光景だ。農林中央金庫も当初はJAビルに本店を置いていたが、2022年2月に同じ大手町の「Otemachi One」タワーへ移転した。JA全中・JA全農の本部は引き続きJAビルにあり、日本の食と農業を束ねる組織の核は今もこの場所にある。

まとめ

JAビルは2009年竣工の地上37階・高さ約180mのオフィスタワーで、大手町連鎖型再開発の第1フェーズを担った建物だ。農協系団体の総本部が金融街の中心に集まるという構図は、日本の食と農業を支える組織の規模感を改めて知らせてくれる。日経ビル・経団連会館と並ぶ低層部のモールから大手町の街を歩いてみると、都市の更新がどのように繋がりながら進んできたかが見えてくる。

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参考・出典

  • Wikipedia「JAビル」(竣工2009年4月・地上37階地下3階・高さ172m軒高/180m最高部・延床88,656.66㎡・所在地)
  • 三菱地所設計 公式プロジェクト「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業 JAビル」https://www.mjd.co.jp/en/projects/28758/
  • NTT都市開発 実績「JAビル」https://www.nttud.co.jp/business/office/detail/id/131.html
  • 東京建物 オフィスサイト「JAビル」https://office.tatemono.com/list/detail/553
  • 農林中央金庫 本店移転(2022年2月・Otemachi Oneへ)JAcom農業協同組合新聞 https://www.jacom.or.jp/kinyu/news/2022/02/220214-56873.php
  • 高さ: 軒高172m・最高部180m(計測基準の相違。skyskysky.net等複数ソース確認)

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