オフィスビル

丸の内パークビルディング

2009年竣工の地上34階・高さ約170mの超高層オフィスタワー。敷地内に1894年竣工の三菱一号館を復元し、130年超の時を隔てた二つの建築が同じ敷地に共存する丸の内仲通りのランドマーク。三菱地所による丸の内再開発「第2ステージ」の第1弾として整備された。

丸の内パークビルディング
写真: Kakidai / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
2009年
階数
地上34階/地下4階
高さ
169m
延床面積
約204,729㎡
開発
三菱地所
設計
三菱地所設計

赤煉瓦と超高層が隣り合う、丸の内仲通りの象徴

丸の内仲通りを東京駅から南に歩くと、やがて赤煉瓦造りの3階建て建物が目に入る。その背後から地上34階・高さ約170mの超高層が静かにそびえ立っている。三菱地所が2009年4月に完成させた丸の内パークビルディングは、1世紀以上の時を隔てた二つの建築が同じ敷地に共存するという、丸の内でも際立った街区だ。設計・開発ともに三菱地所が担い、延床面積は約204,000㎡に及ぶ。

足元に置かれた3階建ての建物は「三菱一号館」だ。元の建物は1894年(明治27年)に竣工した、ジョサイア・コンドル設計によるイギリス積み煉瓦造りのオフィスビルで、1968年に解体された。このビルを約230万個の煉瓦を用いて復元し、現在は三菱一号館美術館として公開されている。免震装置を備えた新たな基礎の上に、かつての姿を精緻に再現した建物は、歴史的な丸の内の景観を取り戻すひとつの試みとして注目を集めた。

三菱地所の「第2ステージ」を開く

丸の内パークビルディングは、三菱地所による丸の内再開発の「第2ステージ」の第1弾と位置づけられた。第1ステージが丸ビル・新丸ビルの建替えを中心とした東京駅前の更新だったとすれば、第2ステージは仲通り沿いの個別ビルの建替えへと軸を移す段階にあたる。歴史的建造物の復元を超高層ビルの建替えと組み合わせるこの手法は、「新たに建てることで古いものを取り戻す」という逆説を内包しており、都市の記憶をどのように継承するかという問いに対する三菱地所なりの回答とも見ることができる。

まとめ

丸の内パークビルディングは2009年竣工の地上34階・高さ約170mのオフィスタワーで、敷地内に明治の赤煉瓦建築・三菱一号館の復元を抱える丸の内の異色の存在だ。超高層と歴史建築を同じ敷地で共存させる構成は、丸の内再開発の中でもひとつの到達点を示している。仲通りを歩きながら、近代と現代の建築が同時に視野に収まる瞬間を探してみてほしい。

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参考・出典

  • Wikipedia「丸の内パークビルディング」(竣工2009年4月30日・地上34階地下4階塔屋3階・高さ169.983m・延床204,729.92㎡)
  • 三菱地所設計「丸の内パークビルディング・三菱一号館」https://www.mjd.co.jp/projects/339

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