読売新聞ビル
千代田区大手町に2013年竣工した地上33階・高さ200mの超高層ビル。読売新聞東京本社の拠点であり、低層部に多目的ホールを内包する複合構成が特徴。設計は日建設計、施工は清水建設が手がけた。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 千代田区
- 竣工
- 2013年
- 階数
- 地上33階/地下3階
- 高さ
- 200m
- 設計
- 日建設計
大手町に根を張るメディアの塔
千代田区大手町一丁目7番1号、日本橋通りと大手町通りが交差するエリアに程近い場所に、読売新聞ビルは端正な姿で立っている。2013年11月に竣工した地上33階・地下3階建て、高さ200メートルの超高層ビルで、設計は日建設計、施工は清水建設が担った。竣工当時、この建物は大手町エリアで最も高いビルだった。
外観は水平ラインを重ねた整然としたガラスカーテンウォールで覆われ、飾りよりも機能を前面に出した端正な印象を与える。低層フロアには薬局・保育施設・診療所といった日常的な施設が入り、ビル内部をひとつの小さなコミュニティとして完結させる構成が見える。注目されるのは低層部に設けられた多目的ホールだ。報道と情報発信を本業とする読売グループが、自社ビルの中に文化・集会の装置を備えたことは、単なる本社ビルを超えた知的発信拠点としての意図を感じさせる。
大手町の更新のなかで変わらぬ場所に立ち続ける
大手町は連鎖型再開発の先進地区として、2010年代以降に大手町タワー、大手町フィナンシャルシティ、そして2021年には常盤橋タワーと、超高層が次々と完成してきた。読売新聞ビルは2013年の竣工以来、大きな改変を経ることなく、大手町一丁目の同じ住所に読売グループの本社機能を集積し続けている。
新聞という紙媒体が構造的な転換を迫られるなかでも、都心一等地の超高層に本社を構えるという判断は、大手町という場所そのものへのコミットメントの表れとも読める。隣接する再開発ビルが次々と完成するなかで、2013年竣工のこのビルが変わらぬ立地に在り続ける姿は、メディア企業が東京の都市構造に占める場所の意味を静かに問いかけてくる。
まとめ
読売新聞ビルは2013年竣工、地上33階・高さ200メートル。日建設計の設計と清水建設の施工で生まれたガラス張りの超高層で、読売グループの本社機能と多目的ホールを一棟に統合した複合構成が特徴だ。大手町の散策ルートに組み込み、常盤橋タワーや大手町タワーと見比べながら歩けば、2010年代から2020年代にかけてこのエリアがどう更新されてきたか、その時間の層が感じ取れる。大手町・東京駅周辺には宿泊の選択肢が豊富で、一泊してじっくり街を歩くのにも適している。
関連記事:常盤橋タワー / 大手町タワー / 大手町プレイス
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参考・出典
- 日経クロステック「読売新聞ビル竣工、大手町エリア最高の200m」2013年11月28日 (xtech.nikkei.com/kn/article/building/news/20131127/642109/)
- オフィスナビ「読売新聞ビル(千代田区大手町)のビル情報」(office-navi.jp/building/02034008/)