常盤橋タワー
東京駅日本橋口前、大手町二丁目に2021年竣工した地上38階・高さ約212mのオフィス超高層。三菱地所が開発するTOKYO TORCH再開発の第1弾として完成し、隣接して建設中の日本一を目指すトーチタワーの先陣を切る。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 千代田区
- 竣工
- 2021年
- 階数
- 地上38階/地下5階
- 高さ
- 212m
- 延床面積
- 約146,000㎡
- 開発
- 三菱地所
- 設計
- 三菱地所設計
TOKYO TORCHの幕開けを告げる一棟
東京駅日本橋口を出て北東に数分歩くと、格子状のガラスカーテンウォールを纏った超高層が視野に入る。常盤橋タワーは2021年6月に竣工した地上38階・地下5階建て、高さ約212メートルのオフィスビルだ。開発を手がけたのは三菱地所で、設計は三菱地所設計が担った。住所は千代田区大手町二丁目6番4号、日本橋川が緩やかに曲がるあたりに近い一角に立つ。
このビルは「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」の街区に与えられた愛称「TOKYO TORCH」の第1弾完成棟(A棟)にあたる。延床面積は約14万6000平方メートルに及ぶ大規模なオフィスビルで、東京駅方向に向けて大きなピロティが開かれ、街と建物が緩やかに接続される構成だ。高層部は格子状の外皮に包まれ、遠くから見ると整然と積み重なるキューブのように映る。低層部には常盤橋の石積みや日本橋川沿いの緑といった土地の記憶がデザイン要素として織り込まれ、地形と水辺との対話が試みられている。
「第1弾」の役割——街びらきの順序が支える長い工期
再開発が複数棟からなる場合、どの棟から完成させるかは街の印象を大きく左右する。TOKYO TORCHでは常盤橋タワーを先行させ、日常的なビル利用者の流れを生み出してから、隣接する大規模棟の工事に臨む設計が取られた。その隣接棟「トーチタワー」は2023年9月に着工しており、完成すれば日本一の高さを誇る超高層となる計画だ。
一棟目が完成して街に人の流れができ、広場や沿川の整備が続くなかで次の棟の工事が進む——この段階的な「まちをつくる途中」の時間を体験できるのが、今この場所を歩く面白さだ。日本橋川越しに常盤橋タワーを眺めると、背後で進行するトーチタワーの建設と並んで、東京の都市更新の現在地が映し出される。大手町連鎖型再開発がかつて示した「完成棟を先に立ててから次へ」という知恵が、ここでも生きていると感じる。
まとめ
常盤橋タワーは2021年竣工、地上38階・高さ約212メートル。三菱地所設計が設計し、三菱地所が開発したTOKYO TORCH第1弾の完成棟だ。隣のトーチタワーがいずれ東京の最高点を更新する計画のなかで、その下準備として先立ったこの一棟の意味は大きい。東京駅北口から日本橋川沿いを歩くルートは、再開発の進捗を肌で感じられる散策コースとして今が見どころだ。大手町・東京駅周辺には宿泊施設も充実しており、一日かけて街の変化をゆっくり追いかけるのに適している。
関連記事:常盤橋 TOKYO TORCH(トーチタワー) / 大手町タワー / 日本橋三井タワー
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関連リンク
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参考・出典
- 三菱地所 プレスリリース 2020年9月17日「東京駅前常盤橋プロジェクト 街区名称を「TOKYO TORCH」に決定」(mec.co.jp/news/archives/mec200917_Tokiwabashi.pdf)
- 三菱地所「「TOKYO TORCH」「Torch Tower」新築工事着工」2023年9月27日 (mec.co.jp/news/detail/2023/09/27_mec230927_torchtower)
- OFFICE AND「TOKYO TORCH 常盤橋タワーを徹底解説」(livex-inc.com/office_and/tokyo/tokyotorch-tokiwabashi-tower/)