オフィスビル

有楽町イトシア

2007年に開業した有楽町駅前の市街地再開発ビル。地上21階・高さ約108mのオフィス棟と低層商業棟からなり、有楽町マルイを核に銀座と日比谷をつなぐ中継点として街に定着している。

用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
2007年
階数
地上21階/地下4階
高さ
107m
開発
有楽町駅前第1地区市街地再開発組合
設計
三菱地所設計

有楽町の玄関口に立つ再開発ビル

有楽町イトシアは、JR有楽町駅のすぐ前に2007年10月に開業した複合ビルである。地上21階・地下4階建て、高さ約108メートルの主棟と、低層の商業棟が組み合わさり、「有楽町マルイ」を核とした商業施設とオフィス空間が共存する構成をとる。

この場所にはかつて、1984年に閉店した老舗百貨店「有楽町そごう」(旧称:有楽町西武)が立っており、その後の長期間にわたる再開発協議を経て、有楽町駅前第1地区市街地再開発組合が事業化にこぎつけた。設計は三菱地所設計が担当し、施工は戸田建設・大成建設・鹿島・清水建設・大林組・竹中工務店の大手ゼネコン6社によるJVが手がけた。

ファサードはガラスカーテンウォールが基調で、夜間の照明を反射する都市的な外観が特徴だ。低層棟は周辺のリニューアルが進んだ「有楽町電気ビル」や「東京交通会館」と並び、有楽町駅西口の雑然とした昭和的な街並みに整然とした現代建築を持ち込んだ。

銀座と日比谷を結ぶ結節点

有楽町という立地は、銀座と日比谷という二つの異なる表情を持つ街の間に位置する。東へ歩けば中央通りの高級ブランド街、西へ向かえば日比谷公園や帝国ホテルという都心の緑地へと出られる。イトシアはその間に立ちながら、どちらへも10分かからずにアクセスできる中継地点として機能する。

1階から5階の商業フロアにはアパレルや雑貨、飲食店が入り、日常的な買い物から映画鑑賞まで対応する「有楽町マルイ」が占める。上層部の6階以上はオフィスゾーンで、有楽町・銀座エリアを拠点に置きたい企業の需要を吸収している。

ビルの外では、有楽町の「コリドー街」の飲食店と路線を共にするように、庶民的な日常と洗練された商業の両面が混在している。銀座の高級感とも日比谷の文化的な静けさとも異なる、有楽町ならではの雑踏の空気を感じながらこのビルの前に立つと、東京の街のレイヤーの豊かさを改めて意識させられる。

まとめ

有楽町イトシアは、2007年竣工・地上21階・高さ約108メートルの複合ビルとして有楽町駅前の再開発を実現させた建物である。長年放置されていた旧そごう跡地の整備をきっかけに、有楽町の玄関口に現代的なランドマークが生まれた。銀座・日比谷・皇居外苑へと続くこの交差点から、東京の都心を歩いてみてほしい。

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参考・出典

  • Wikipedia - 有楽町イトシア(日本語版)
  • 三菱地所設計 プロジェクト情報

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