オフィスビル

GINZA SIX

銀座六丁目の松坂屋銀座店跡地に2017年竣工した大規模複合施設。谷口吉生設計の白いファサードが通りに静かに控え、地下3階には観世流の本拠地となる観世能楽堂を抱える。地上13階・地下6階・高さ約56m、延床面積約14万8700m²。

GINZA SIX
写真: ITA-ATU / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
中央区
竣工
2017年
階数
地上13階/地下6階
高さ
56m
延床面積
約148,700㎡
開発
J.フロント リテイリング、森ビル、住友商事 ほか
設計
谷口建築設計研究所、鹿島建設

松坂屋の跡に現れた、静謐な白い複合体

東京都中央区銀座6丁目。中央通りと晴海通りが交差する角から南へ少し歩いた場所に、GINZA SIXはある。2017年4月20日に開業したこの複合施設は、谷口建築設計研究所(谷口吉生)と鹿島建設が設計を担い、地上13階・地下6階建て、高さ約56メートル、延床面積は約14万8700平方メートルにおよぶ。外装は水平ラインを基調とした白いファサードで統一されており、銀座の賑わいのなかに一種の静謐さをもたらしている。

松坂屋銀座店跡地の市街地再開発

GINZA SIXが立つのは、長らく松坂屋銀座店として親しまれた場所だ。百貨店が閉店したのち、銀座六丁目10地区の第一種市街地再開発事業として建て替えが行われた。J.フロント リテイリング(大丸松坂屋の親会社)、森ビル、住友商事が参画して特定目的会社を設立し、プロジェクトを推進した。

商業フロアには241店舗が集積するが、この施設が一般の商業ビルと異なる核を持つのは、地下3階に観世能楽堂が設けられている点だ。観世流最大宗家の本拠地として機能するこの能楽堂は、再開発を機に移転・新設された。先端的な商業施設の地下に古典芸能の殿堂が収まっているというこの構成は、伝統と現代が地続きに共存してきた銀座という街の奥行きを象徴している。13階屋上には庭園も整備されており、銀座の街並みを見渡せる場として開放されている。

まとめ

GINZA SIXは2017年竣工、地上13階・地下6階・高さ約56メートルの複合施設だ。谷口吉生によるファサードが銀座六丁目の街角に馴染み、地下には観世能楽堂という文化的な核が静かに息づいている。百貨店から複合施設へという転換の大きさにもかかわらず、街のスケールを守るように設計されたこの建物は、銀座を歩くたびに新しい発見をくれる場所でもある。

近隣の建築に関心があれば、東京国際フォーラム(ラファエル・ヴィニオリ設計・1997年竣工)へ足を延ばしてほしい。銀座・有楽町周辺のホテル予約には楽天トラベルが便利だ。

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参考・出典

  • 森ビル プレスリリース「GINZA SIX ファクトシート(2017.2.1時点)」- 地上13階・地下6階・延床面積約148,700m²(mori.co.jp/_mori_assets/files/assets/...170201_1.pdf)
  • GINZA SIX 開業発表(2017年4月20日)- 谷口建築設計研究所・鹿島建設設計部が設計(kajima.co.jp/tech/kd/works/259/index.html)
  • 流通ニュース「GINZA SIX/延床14.8万m2の複合施設が竣工」高さ約56m(ryutsuu.biz/store/j020102.html)

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