オフィスビル

日本橋髙島屋三井ビルディング

2018年竣工、地上32階・地下5階・高さ176.66mの超高層複合ビル。重要文化財に指定された日本橋髙島屋本館に隣接し、保存と現代都市機能の更新を両立させた日本橋二丁目地区再開発の中核。

日本橋髙島屋三井ビルディング
写真: Beryllium Transistor / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
中央区
竣工
2018年
階数
地上32階/地下5階
高さ
176.66m
延床面積
約148,064㎡
開発
三井不動産・髙島屋・太陽生命保険
設計
日本設計・プランテック設計共同企業体(外装デザイン: Skidmore, Owings & Merrill)

重要文化財の隣に立つ超高層

東京都中央区日本橋二丁目。2018年6月、地上32階・地下5階・高さ176.66メートルの超高層ビルが竣工した。日本橋髙島屋三井ビルディングである。三井不動産・髙島屋・太陽生命保険が参画した「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」の中核として建てられた建物で、設計は日本設計とプランテック設計の共同企業体が担当し、外装デザインには米国のSOM(スキッドモア、オーウィングス・アンド・メリル)が参加した。延床面積は約14万8,064平方メートルに及び、10階から32階がオフィスゾーン、地下1階から地上7階が「日本橋髙島屋S.C.新館」の商業フロアとして活用されている。

この建物が際立つ理由は、直接隣接する日本橋髙島屋本館の存在にある。1933年に竣工し、2009年に百貨店としては初めて国の重要文化財に指定された本館は、大規模な改変が制限される。新ビルはその隣に独立した棟として立ちながら、低層部のガレリアやブリッジを介して本館と連続した空間を形成するよう設計された。

保存と更新が並び立つ日本橋の街区

日本橋は江戸時代から日本の商業・金融の中心であり続けてきた地区だ。近代以降も老舗百貨店や銀行、証券会社が建ち並び、重厚な都市景観を形成している。今回の再開発は、歴史的な本館を撤去せずに保存したまま、隣接地に超高層棟を新設するという手法を採った。重要文化財の保存と現代都市機能の更新をどう両立させるかという難題に、「隣接増築」という形で応えた事例だ。

新館上層のオフィス部分は高いスペックを求める企業のニーズに応えながら、低層の商業部分では髙島屋S.C.の売り場を拡充することで旧本館との一体的な活用が図られた。C街区にわたって整備された屋上庭園は、高密度な都心にまとまった緑の空間を確保し、街区全体の滞留を促す装置にもなっている。竣工後は日本橋エリアの再開発の機運が加速し、周辺街区の整備が相次ぐ起点の一つともなった。

まとめ

日本橋髙島屋三井ビルディングは2018年竣工、地上32階・地下5階・高さ176.66メートルの超高層複合ビルだ。1933年竣工の重要文化財・日本橋髙島屋本館に隣接し、保存と開発を共存させた街区更新の手本として、日本橋の都市景観に新たな輪郭を加えた。

日本橋の近代建築に関心があれば、日本橋三井タワー(2005年竣工)もあわせて歩いてみてほしい。周辺の宿泊は楽天トラベルから検索できる。

この建物、行きましたか?

自己申告制のスタンプラリーです。記録はこの端末のブラウザにだけ保存され、サーバーには送信されません。

スタンプ帳を見る →

関連リンク

PR

※ 以下のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれます。リンク先での購入・予約により当サイトが収益を得る場合があります。

参考・出典

  • 三井不動産「日本橋髙島屋三井ビルディング」竣工(2018年6月30日)https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2018/0702/
  • 日本橋髙島屋三井ビルディング - Wikipedia(地上32階・地下5階・高さ176.66m・延床面積148,064.05㎡・設計:日本設計・プランテック設計JV)
  • 日本橋髙島屋三井ビルディング | 日本設計プロジェクト https://www.nihonsekkei.co.jp/projects/9924/
  • 重要文化財 日本橋高島屋(1933年竣工・2009年重要文化財指定)https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/departmentstore/cultural_propertie/

地図でみる