東京ミッドタウン八重洲
東京駅八重洲口前に2022年竣工した地上45階・高さ約240mの複合超高層。バスターミナルと区立小学校を地下・低層部に内包し、高層部にはホテルが入る都市機能の垂直統合モデル。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 中央区
- 竣工
- 2022年
- 階数
- 地上45階/地下4階
- 高さ
- 240m
- 延床面積
- 約283,900㎡
- 開発
- 三井不動産(八重洲二丁目北地区市街地再開発組合)
- 設計
- 日本設計・竹中工務店
八重洲口の景色を塗り替えた複合機能の超高層
東京駅の八重洲口を出ると、その正面に大きくそびえる棟がある。2022年竣工の東京ミッドタウン八重洲だ。地上45階・高さ約240メートル、延床面積は約28万3,900平方メートルにのぼる大規模複合ビルで、所在地は東京都中央区八重洲二丁目。三井不動産が八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の事業推進者として計画を主導し、日本設計が基本・実施設計と監理を担い、竹中工務店が実施設計と施工を受け持った。
このビルが特異なのは、その用途の重ね方だ。地下1・2階にはバスターミナル東京八重洲が整備されている。かつて八重洲口周辺に分散していた高速バスの乗降場を集約し、屋根付きの広大な空間にまとめ直した施設で、長距離バスが全国各地と東京を結ぶ玄関口としての使い勝手は大きく向上した。東京駅という鉄道の結節点に、道路交通の機能も重ね合わせる発想が、この建物の文脈を一層多層的にしている。
学校・オフィス・ホテルが垂直に積み重なる構成
低層部には中央区立城東小学校が移転・開校した。超高層複合ビルの内部に区立小学校が設けられるという構成は珍しく、都市型の再開発ならではの解法だ。中層から上層部にかけてオフィスフロアが広がり、さらに高層部にはホテルが入居する。バスターミナル・学校・商業施設・オフィス・ホテルと、通常は離れた場所に分散する機能を垂直に積み上げたこの構造が、東京ミッドタウン八重洲の骨格を成している。
東京駅の八重洲口側は、同時期に進んだ丸の内側の再開発や、隣接する常盤橋エリアの TOKYO TORCH 計画とあわせて、2020年代に最も急速に更新された都心のひとつだ。バスターミナルの整備によって人の流れが変わった八重洲口前の景色は、再開発以前の街路と見比べると、街がいかに短期間で変わったかを実感させる。
まとめ
東京ミッドタウン八重洲は2022年竣工、地上45階・高さ約240メートルの大規模複合ビルだ。バスターミナル・小学校・ホテル・オフィスを一棟に収めた構成は、都市機能を垂直に集約する東京型再開発の到達点のひとつといえる。八重洲口から外へ出た瞬間に広がる新しい景色は、その変化の大きさを一目で伝えてくれる。このエリアを歩くなら、東京駅周辺に宿をとると丸の内・八重洲の双方をじっくり歩き比べられるのでおすすめだ。
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関連リンク
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参考・出典
- 三井不動産プレスリリース「東京ミッドタウン八重洲」竣工・2023年3月10日開業決定(mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2022/0915_01/)地上45階・高さ約240m・延床約28万3900m²・日本設計・竹中工務店
- prtimes.jp 三井不動産プレスリリース(prtimes.jp/main/html/rd/p/000000335.000051782.html)地下バスターミナル・中央区立城東小学校の記載を確認