マンション

富久クロス コンフォートタワー

新宿区富久町に2015年に竣工した地上55階建ての大規模タワーマンション。野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産の4社が共同開発し、総戸数1,093戸を擁する。

用途
マンション
エリア
新宿区
竣工
2015年
階数
地上55階/地下2階
開発
野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産

新宿御苑前、坂の上のタワー

東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅の改札を抜けて北へ5分ほど歩くと、細い住宅街の路地が突き当たる先に、空へまっすぐ伸びる55階建てのタワーが視界に飛び込んでくる。富久クロス コンフォートタワー——東京都新宿区富久町15番地に2015年4月に竣工したこのタワーマンションは、野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産の4社が共同で手がけた大規模住宅だ。地上55階・地下2階建て、総戸数は1,093戸にのぼり、新宿区内においても際立った規模を誇る。

富久町という地名は旧四谷区と旧牛込区の境界近くに位置する住宅地で、かつては低中層の住宅と工場が混在していたエリアだった。都市計画に基づく再開発計画が進むなか、総開発面積2万5,000平方メートルを超えるこの敷地で、超高層タワーと低層住棟を組み合わせた複合的な街区が形成された。施工は戸田建設と五洋建設の共同企業体が担当し、RC造とSRC造を組み合わせた構造で地上55階の躯体が積み上げられた。

4社共同開発とデュアル制振の技術

4つの事業者が共同で開発にあたったことは、この規模のプロジェクトを支えるうえで意味を持つ。野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産という各分野の大手が資金・ノウハウを持ち寄ることで、1,000戸を超える住戸数と55階という高さが実現した。

構造面では「デュアル制振構造」が採用されている。これは2つの制振システムを組み合わせることで、地震時の振れや強風によるゆれを複合的に低減する仕組みだ。都市中心部に立つ細長いタワーが居住者に快適な環境を提供するには、構造設計の工夫が欠かせない。丸ノ内線や都営新宿線が近くを走り、四ツ谷・新宿御苑前・曙橋という3駅にそれぞれ徒歩圏という交通利便性と合わせて、都心住宅の実用性を追求した1棟といえる。

まとめ

富久クロス コンフォートタワーは、新宿区富久町に2015年4月に竣工した地上55階・地下2階の大規模タワーマンションだ。野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産の4社共同開発で、総戸数1,093戸を擁する。新宿御苑前から靖国通りを結ぶ住宅地の一角に立つこのタワーは、周囲の街並みを見渡しながら歩くとき、新宿区の住宅地図をひとつ塗り替えた再開発の痕跡として目に映る。新宿御苑の緑を眺めながら、この街の変遷をたどる散歩もよい。

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参考・出典

  • ノムコム・三井のリハウス・野村不動産公式等の物件ライブラリ(所在地: 東京都新宿区富久町15-1、竣工: 2015年4月、地上55階・地下2階、RC造・SRC造、総戸数1,093戸、施工: 戸田建設・五洋建設JV、分譲: 野村不動産・三井不動産レジデンシャル・積水ハウス・阪急不動産)

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