オフィスビル

新宿東宝ビル

東宝株式会社が歌舞伎町の縁の地に建てた地上30階の複合ビル。映画館・商業・ホテルを一棟に収め、2015年3月に竣工した。竹中工務店が設計施工を担った。

新宿東宝ビル
写真: Kakidai / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
新宿区
竣工
2015年
階数
地上30階/地下1階
開発
東宝株式会社
設計
竹中工務店

歌舞伎町のスカイラインを塗り替えた複合施設

地上30階・地下1階の複合ビルが、東京・新宿区歌舞伎町の一角に竣工したのは2015年3月のことだ。開発した東宝株式会社にとって、歌舞伎町1-19-1という番地は、かつて同社の映画劇場群が並んでいた縁の深い土地だった。その跡地に竹中工務店が設計施工した「新宿東宝ビル」は、映画館・商業・宿泊を一棟に重ねた大型の複合施設として誕生した。新宿東口から徒歩数分という立地にありながら、周囲に多い低層の雑居ビル群とは一線を画す高さが歌舞伎町のスカイラインに強いアクセントを加え、この一帯の景観を大きく更新した。

東宝株式会社は戦後からこの地で映画興行を展開してきた長い歴史を持つ。かつて複数の映画劇場が隣り合っていた街区をひとつの高層複合施設に再編したことで、限られた都心の土地を最大限に活用しながら映画・商業・宿泊という多様な用途を一棟に集約する現代型の都市開発が実現した。繁華街の高い集客力と映画・ホテル用途の親和性を組み合わせた事業は、民間主導の都市型複合開発の一例として注目を集めた。

映像文化と建築が融合するファサード

ビルの構成は、低層階に商業施設と映画館が入り、中高層部はホテルの客室が占める積層型になっている。竹中工務店が設計から施工まで一貫して担当した建物は、歌舞伎町の複雑な街区条件に対応しながら、整然としたファサードを実現した。外壁の目立つ位置には映画と縁の深いキャラクターを象った大型の造形物が設置されており、地上からも遠方からも視認できるアイコニックな要素として機能している。商業建築としての訴求力と歌舞伎町という場所の文化的文脈とを結びつけたこの演出は、単なる看板以上の都市的存在感を生み出している。

まとめ

新宿東宝ビルは2015年3月竣工の地上30階・地下1階の複合施設で、東宝株式会社が開発し竹中工務店が設計施工を担った。映画館・商業・ホテルを重ねた構成が歌舞伎町に新たな縦の都市軸を打ち込み、この一帯の夜景と昼景の双方を変えた。かつての映画劇場街の記憶を受け継ぎながら現代の超高層複合施設に生まれ変わったこの建物を、歌舞伎町を訪れた際にはぜひ全体を見上げてほしい。すぐ近くには東急歌舞伎町タワーも立ち、両棟を見比べながら歩くと繁華街型複合ビルの多様な表情を楽しめる。新宿での宿泊は楽天トラベルも参考に。

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関連リンク

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参考・出典

  • 東宝株式会社 施設概要(公開情報)
  • 竹中工務店 実績一覧(新宿東宝ビル)

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