KABUTO ONE
平和不動産が東京・日本橋兜町の再生プロジェクトを主導して建てた地上15階・高さ84mのオフィスビル。2021年竣工で、127年にわたって日本の金融街を支えてきた兜町の歴史と未来をつなぐ拠点だ。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 中央区
- 竣工
- 2021年
- 階数
- 地上15階/地下2階
- 高さ
- 84m
- 延床面積
- 約39,170㎡
- 開発
- 平和不動産
日本最古の金融街が生まれ変わる起点
東京都中央区日本橋兜町7番1号。東京証券取引所にほど近いこの場所に、地上15階・地下2階・高さ約84mのオフィスビルが竣工したのは2021年8月のことだ。「KABUTO ONE」と名づけられたこのビルは、平和不動産が主導する兜町・茅場町再生プロジェクトの核として計画された。延床面積は約39,170平方メートル。15階という高さは周辺の超高層群と比べると控えめだが、かつて「日本のウォール街」と呼ばれた兜町の文脈に照らすと、単なるオフィスビルの更新を超えた意味を持つ再生の象徴として捉えられている。
兜町は明治時代に日本の株式取引の中心として成立した地区で、東京証券取引所を軸に証券会社・金融機関が密集してきた。しかしバブル崩壊後から金融機関のIT化・統廃合が進み、街区は空洞化が進んでいた。平和不動産はその再活性化を担う主体として兜町の中核街区を取得し、KABUTO ONEをはじめとする複合的な再開発を推進している。
金融街からイノベーション拠点へ
KABUTO ONEはオフィス機能を軸としつつ、飲食・文化・コミュニティ機能を低層部に配した構成を持つ。単なる貸オフィスではなく、スタートアップ・クリエイター・金融プレイヤーが交差する場を目指す設計思想は、かつての兜町とは異なる開かれた雰囲気を生み出している。2022年12月には東京メトロ茅場町駅との地下直結通路が整備され、利便性がさらに高まった。昭和から平成にかけて閉塞感を増した金融街のイメージを一新し、新たな都市的公共性を持つ場所へと兜町を更新する試みは、都市再生の手法として各方面から注目を集めている。
まとめ
KABUTO ONEは2021年8月竣工の地上15階・高さ約84mのオフィスビルで、平和不動産が延床面積約39,170平方メートルを都心の歴史ある街区に実現した。日本橋兜町という固有の場所性と現代のオフィス需要を結び合わせたこのプロジェクトは、金融街の再生を語る文脈で欠かせない一棟だ。日本橋エリアには日本橋三井タワーや日本橋高島屋三井ビルディングなど近年竣工した大型ビルも多く、合わせて街を歩くと再開発の動向がよくわかる。楽天トラベルで日本橋周辺の宿泊先も探せる。
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参考・出典
- 平和不動産 KABUTO ONE 公開情報
- Forbes Japan「兜町復活の舞台裏」(高さ84m記述)