オフィスビル

世界貿易センタービルディング南館

2021年3月竣工の地上39階・高さ約197mのオフィスタワー。旧本館の建て替えに先立つリーディングプロジェクトとして浜松町駅前に立ち、東京モノレールとの一体性を活かした国際ビジネス拠点。

世界貿易センタービルディング南館
写真: 稲妻ノ歯鯨 / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
港区
竣工
2021年
階数
地上39階/地下3階
高さ
197.317m
延床面積
約95,239㎡
開発
世界貿易センタービルディング・東京モノレール・鹿島建設
設計
日建設計(基本設計)・鹿島建設(実施設計・施工)

浜松町に立つ再開発の先駆け

2021年3月、東京都港区浜松町の浜松町駅前に世界貿易センタービルディング南館が竣工した。地上39階・地下3階、高さ約197メートルのオフィスタワーで、基本設計を日建設計、実施設計・施工を鹿島建設が担った。開発は世界貿易センタービルディング・東京モノレール・鹿島建設の三者が手がけ、延床面積は約95,000平方メートルにのぼる。

この建物が「南館」と呼ばれるのは、長年浜松町のシンボルであった旧・世界貿易センタービルディング(旧本館)との関係による。旧本館は1970年の竣工から数十年にわたりこの地に立ち続け、当時の日本有数の高層ビルとして知られた存在だった。南館はその本館の解体・建て替えに先立つリーディングプロジェクトとして計画され、再開発全体の基盤を整える役割を担っている。

浜松町という立地は、JR山手線・京浜東北線に東京モノレール、さらに都営地下鉄浅草線・大江戸線が集まる交通の結節点だ。羽田空港への直通アクセスを持つ東京モノレールの乗り入れビルとしての性格もあり、国際的なビジネスの玄関口としての機能を備える点が、この建物の際立った特徴となっている。

旧本館の記憶と、進化する浜松町

南館の完成後、旧本館の解体が進み、浜松町駅西口エリアはいまも大規模な工事が続いている。旧本館跡地には新たな高層棟の建設が計画されており、浜松町駅周辺全体が段階的に更新されつつある。旧本館の存在感が消えることで、この場所が長い時間をかけて蓄えてきた「浜松町の顔」という役割も、南館と新本館へと引き継がれることになる。

湾岸に近いこのエリアは、竹芝ふ頭方面をはじめとする港区ウォーターフロント開発とも連続している。近年竣工した東京ポートシティ竹芝などとともに、水際線に新たなビジネス拠点が形成されつつある変化を、南館の足元から感じることができる。

まとめ

世界貿易センタービルディング南館は、2021年竣工・地上39階・高さ約197mのオフィスタワーである。旧本館の建て替えを先導するプロジェクトとして生まれ、東京モノレールとの連携という立地の優位性を活かしながら、浜松町エリアの新しい顔として機能している。駅前では今も工事が続いており、足を運ぶとこの街が次の姿へと向かう過程をリアルタイムで目の当たりにできる。

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参考・出典

  • 超高層マンション・超高層ビル blog 2019年10月「高さ約197m世界貿易センタービルディング南館の建設状況」(地上39階・地下3階・高さ197.317m・延床95,239㎡)
  • スタログ 2023年11月「世界貿易センタービルディング南館」(竣工2021年3月25日・基本設計日建設計・実施設計施工鹿島建設・港区浜松町二丁目)
  • 鹿島建設 KAJIMA DESIGN Works「WORLD TRADE CENTER BUILDING SOUTH TOWER」(設計・施工情報)

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