鉄道

日暮里・舎人ライナー

2008年に開業した、日暮里と見沼代親水公園を9.7キロ・13駅で結ぶ新交通システム。ゴムタイヤで案内軌条を走る自動運転(AGT)の無人運転路線で、それまで鉄道が通っていなかった足立区西部の交通空白地帯を解消した。

日暮里・舎人ライナー
写真: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

交通空白地帯に引かれた一本の線

日暮里・舎人ライナーは2008年(平成20年)3月30日、日暮里と足立区北端の見沼代親水公園を結んで開業した。全長9.7キロメートル、駅数は13。東京都交通局が運営するこの路線は、それまで鉄道が通っておらず、バスに頼るしかなかった足立区西部に、都心へ直結する軌道系の足を初めてもたらした。

高架を走る車両は、ゴムタイヤで案内軌条をたどるAGT(自動案内軌条式旅客輸送システム)で、運転士のいない自動運転で走る。お台場を走るゆりかもめと同じ方式だ。尾久橋通りの真上を高架で貫く線形は、密集した住宅地を分断せずに輸送力を確保するという、都市部の新交通システムらしい設計になっている。

街を変えた開業

この路線がもたらした変化は大きかった。開業前、足立区西部から都心へ向かうには時間のかかるバス移動を強いられていたが、ライナーの開通で日暮里へ直接、短時間でアクセスできるようになった。通勤時間の短縮と定期代の軽減は人の流れを呼び込み、沿線の人口や街の姿にも影響を与えたと報じられている。

開業後、利用者数は着実に伸び続けた。高架の先頭車両からは、運転席がないぶん前面の展望が開け、住宅地の屋根越しに都心の空が広がる眺めを楽しめる。無人運転ならではの、まっすぐ前を見通す車窓もこの路線の魅力の一つだ。

まとめ

日暮里・舎人ライナーは、2008年の開業以来、足立区西部の交通空白地帯と都心を結んできた9.7キロメートル・13駅の新交通システムだ。ゴムタイヤで走る無人運転の車両は、住宅地の上を高架で軽やかに駆け抜ける。先頭に陣取って前面展望を眺めれば、足立の街並みから都心の空へと視界が抜けていく、この路線ならではの車窓が味わえる。

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参考・出典

  • 東京都交通局日暮里・舎人ライナー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/東京都交通局日暮里・舎人ライナー
  • 陸の孤島「足立区」を変えた日暮里・舎人ライナー Merkmal https://merkmal-biz.jp/post/97931

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