鉄道

ゆりかもめ

1995年11月1日に新橋〜有明間で開業した自動運転の新交通システム。レインボーブリッジを渡って臨海副都心へと向かう14.7km・16駅の路線で、2006年3月に豊洲まで延伸。臨海副都心の開発と歩みをともにしてきた東京の海辺のアクセス路線。

ゆりかもめ
写真: LERK / CC BY 2.5 (Wikimedia Commons)

レインボーブリッジを渡る無人の鉄路

1995年11月1日、新橋から有明へと向かう新しい交通機関が東京の空に現れた。ゆりかもめ——正式路線名は東京臨海新交通臨海線——である。AGT(自動案内軌条式旅客輸送システム)と呼ばれる自動運転を採用し、運転士を置かない無人運転で走るこの路線は、当時の東京では初の本格的な完全自動交通システムだった。開業時は新橋(仮駅)から有明まで11.9キロメートルでスタートし、2006年3月27日の豊洲延伸によって現在の14.7キロメートル・16駅体制となった。

路線最大の見どころは、レインボーブリッジの横断区間だ。1993年8月に開通した全長798メートルの吊橋・レインボーブリッジは二層構造をとっており、上段を首都高速道路が、下段を臨港道路とゆりかもめが共用する。芝浦ふ頭駅からお台場海浜公園駅にかけて橋上を走り抜けるこの区間は、海抜約50メートルの高さから東京湾と都心のスカイラインを同時に望む展望区間として知られている。ゴムタイヤで走るため静粛性が高く、運転席のない前面大型ガラス越しに広がる景色がそのまま車両前方に開けるのも、この路線ならではの体験だ。

臨海副都心の開発と歩みをともに

ゆりかもめは、東京都が進めた臨海副都心(りんかいふくとしん)開発と不可分の関係にある。路線の運営会社は1988年に東京臨海新交通株式会社として設立された第三セクターであり、東京都が出資している。1998年には社名を「株式会社ゆりかもめ」と改め、路線愛称を正式商号に採用した。お台場・有明エリアのオフィス・展示施設・住宅街区が整備されるのに合わせ、路線が都心と臨海部をつないできた。

2006年の豊洲延伸では、豊洲市場の関係駅となる市場前駅、新豊洲駅、そして東京メトロ有楽町線と接続する豊洲駅が加わった。16駅の停車駅には東京ビッグサイト、お台場海浜公園、東京国際クルーズターミナルといった集客施設の最寄り駅が並んでおり、臨海部の主要施設を一本の路線が束ねる役割を担っている。

まとめ

ゆりかもめは1995年11月1日に新橋〜有明間で開業し、2006年3月の豊洲延伸で現在の14.7km・16駅となった。自動運転の新交通システムとして、臨海副都心の開発と歩調を合わせて成長してきた路線である。晴れた日にレインボーブリッジを渡る区間で前方ガラスに広がる東京湾の景色は、この路線ならではのものだ。ぜひ前面展望を楽しみながら、海辺の街を一駅ずつたどってみてほしい。

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参考・出典

  • ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%87%A8%E6%B5%B7%E6%96%B0%E4%BA%A4%E9%80%9A%E8%87%A8%E6%B5%B7%E7%B7%9A
  • ゆりかもめ(企業)- Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%82%82%E3%82%81_(%E4%BC%81%E6%A5%AD)
  • Yurikamome - Wikipedia (en) https://en.wikipedia.org/wiki/Yurikamome

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